玉川学園・玉川大学
ここは日本のお友達との交流の広場です.ゲンボー先生とのやり取りもここで行います.
この4月から5年生になった、福井県敦賀西小学校の侑紀といいます。キヌヒカリ、むつほまれは名産地はどこですか?
ゲンボー先生
侑紀さん
メールをありがとう。日本で一番多く作られているお米は「コシヒカリ」で、日本全体の36.6%の農家で作られています。つまりお米を作っている農家の約3軒に1軒のわりあいです・・・多いですね。
キヌヒカリは6番目で3.7%です。つまり30軒に1軒のわりあいです。
キヌヒカリを作る割合の高い府県は
茨城県・神奈川県・静岡県・長野県・埼玉県・東京都などの関東・中部地方という日本の真ん中あたりと、
滋賀県・三重県・奈良県・和歌山県・大阪府・京都府・香川県・徳島県といった、近畿地方と四国の一部です。
主産地は茨城県・コシヒカリの系統ですが、コシヒカリと違って倒(たお)れにくく作りやすい品種といわれています。
一方、「ムツホマレ」は陸奥(むつ=青森県の古い呼び方)という名前から青森県で作られたお米と言うことがわかります。
日本全体で言うと1%くらい・・つまり100軒の米作農家で1軒のわりあいです・・少ないですね・・しかも青森県以外ではほとんど作られていません。・・珍しいお米ですがキヌヒカリと同じように倒れにくく、たくさんできるのが特色です。また、ムツホマレは ササニシキの系統ですから、味も良いと言われています。でも先生はまだ食べたことがありません。 侑紀さんはありますか?
ところで君の家の近くではどんなお米が作られていますか?
ゲンボー先生
ゲンボー先生
佐藤さん,メールをありがとう.秋田の米作りについて簡単に説明します.
秋田県は雪がたくさん積もるので,ビニールハウスができるまでは冬に農業を行うことが出来ませんでした.
昔の人は雪解けを早めるために,黒く焼いたもみがらをまいたり,保温折衷苗代(ほおんせっちゅうなわしろ)で早めに苗を育てたりと色々工夫をしました.秋田県は米の単作地帯(こめのたんさくちたい=農業の中心がお米)ですから,農業が出来る暖かい気候のうちにお米を作る必要があったのです.
現代になって秋田を代表する農業といえば,大潟村の大規模農業です.大潟村は八郎潟という大きな湖(海とつながっていた湖)の水を抜いて作った新しい村です.
ここではアメリカのように広い田んぼを,大きなトラクターやコンバインという機械を使ってお米を作っています.お米以外にもメロンなどの果樹や,野菜も作っています.
君は大潟村に行ったことがありますか?まだだったらぜひ一度行ってみると良いですね.
※「保温折衷苗代」昭和7年に長野県軽井沢の農民が考えた苗代.黒く焼いた籾殻のうえに土をまき,そこに種籾をまき,更に上から油紙をかぶせて,保温しながら苗を育てる方法.こうすれば早く苗を作ることできる.
早く苗を植えれば,冷害の起きる時期には大きく成長していて被害が少なくてすむ.また冷害のない年でもとれる量が増える.今ではこの作業をビニールハウスでおこなっています.
ゲンボー先生
舞さんメールをありがとう.昔は今と違って水路が十分に出来ていなかったり,ダムなどの水をたくさんためておく施設もすくなかったために,日照りがあったりするとすぐに水不足になりました.
江戸時代の農民はとれたお米の4割〜5割は年貢(税)にとられましたから,少しでもお米がとれなくなると生活がくるしくなってしまいました.
ですから,水路の上流にある村が有利で,下流が不利というのはわかりますね・・・上流の人が少ない水をひとりじめしたりすると,下流に住む人と争いが起こります.
土地争いは,新しく開拓したところでよくおきました.それまで役に立たなかった土地が開拓によって良くなると,「それは俺のだ」「いやこっちだ」というわけになっちゃう・・・
種を取り合うというのはあまり聞いたことがありません.それははっきり持主が分かっているからです.
先生のページ「ため池と讃岐農民」を見てください.水が少ない地方の農民の努力がよく分かると思います.
ゲンボー先生
お米作りで工夫されている事は、なんですか?(出来ればあまり有名では、ないことお願いします!新木戸小学校 夕理子
ゲンボ−先生
夕理子さん,メールをありがとう。
いろいろありますが、面白いところでは水の調節です。田植が終わった田んぼには一定の高さで水を張っておかなくてはなりません。そのために入り口のところにある水門のあけるはばを調節しなくてはなりません。しかし、雨が降ったり水路の上流にある田んぼが水を入れなくなったりしたら、とたんに水の量が変わってしまいます。
そこで、農家の人は出るところでも水の調節をしています。先生が見た中で一番「う〜ん、なるほど・・」と思ったのは、L字荷曲がったビニールパイプの角度で水の高さを調節している田んぼです。
L字の先っぽを木くずを差し込んで高さを調節しています。これは文字の説明だけでは分からないので、写真も送りますね・・・
左写真は入ってくる水の量を調節している木の板です。少しだけ開いてそこから水が入ってきます。少しずつ水を入れているのはいっぺんにドバッと入れると土も苗も流れてしまうからです。
一方右の写真は水が出ていくところのパイプです。先の角度を変えると水の高さが変わります。・・・どうですか?農家の人のちょっとした工夫です。
ゲンボ−先生
八巻さんメールをありがとう。
お米の成長は品種によって少し違いがあります。
例えばコシヒカリは育つのに150日くらいですが、ササニシキは160日かかります。
早く育つ品種としてはヒノヒカリが120日くらい。
遅く育つのは「あきたこまち」の165日くらいです。ササニシキも遅い種類です。
ゲンボー先生
ゲンボ−先生
えみりさんメールをありがとう。
お米の甘さとは「糖度」のことですね。糖度とは植物の中に含まれる「しょ糖」の割合のことで、数字が高くなればなるほど甘さが強くなります。
お米の場合は品種によって糖度がちがいます。
コシヒカリ 25%
どんとこい 24%
キヌヒカリ 26%
こがねもち 50%(もち米)
です。お米のでんぷんが口の中でかまれて、唾液と混ざると甘さが出てきます。自分で実験してごらん。かめばかむほど甘みが増すと思いますよ。
ゲンボー先生
ゲンボ−先生
ジャスミンライスはタイ産のインディカ米の種類で、ジャスミンの花のように白いお米なのでこの名前が付きました。においは香ばしく、タイでは最も高級なお米の一つです。作られる場所が限られているために生産量はあまり多くはありません。ポップコーンのような香ばしいにおいが特徴で、世界では最もおいしいお米といわれています。
タイでは「カオ ホン マリ」と呼ばれ生産量の八割は海外に輸出されています。日本でも売っていますよ。
ゲンボ−先生
今日の宿題で、なぜ昔の人は、稲刈りをするとき穂の部分だけを、刈っていたのかを調べてくる、という宿題が出ました。インターネットで調べても、よくわからないので、おしえてください。
ゲンボ−先生
平尾君,メールを有り難う.
質問が多くて順番に答えていたら今日になってしまいました。メールを見ると29日ですから30日までには間に合いませんでしたね。しかし、君だけに答えるわけにはいかないので理解してください。答えは分かりましたか?先生はなんといっていましたか?
穂だけしかからない理由はいくつか考えられます。
1.貯蔵しやすかった(高床式の倉に保管しましたが、ワラがあるとかさばる)
2.藁製品が後の時代ほど発達していなかったのであまり必要とされなかった。
3.稲作の技術は中国から伝わりましたが、それが穂をつむという方法だった。
4.金属の鎌がなかったので、根本の堅い部分から切ることが出来なかった。
などです。先生は4が一番大きな理由だと思います。
ゲンボー先生
ゲンボ−先生
千尋さん。メールをありがとう。
年度によって一位が入れかわるからです。
平成13年は
新潟県が654500トン
北海道が642100トン
平成15年度は
新潟県594900トン
北海道454000トン
と,ここ数年は新潟県が一位になっています。教科書が作られたときの年度は多分北海道の方が多かったのです。
ゲンボー先生
ゲンボ−先生
山田さん。メールをありがとう。
白いお米は「シラタ」と言いお米の未熟児です。昨年のように冷夏だったりして必要なときに気温が上がらないと熟成しきれず発生します。白米にすると白いですが、玄米のときは青緑色で、成熟した玄米のあめ色とはっきり区別できます。関東地区、特に千葉・茨城のお米に多かったでようです。多少なら食味にあまり影響ないとは言われますが、多すぎるとデンプン質のためベタベタした感じのご飯になりやすいです。通常は精米時に選別機に通せばある程度除去できます。悪いお米ではないのですが、多すぎるとそう思うのも無理ありません。ただ、もち米は通常真っ白ですけど悪いお米ではありませんよ。
ゲンボー先生
ゲンボ−先生
優さん。メールをありがとう。
小さな田んぼでも、愛情を持って育てれば必ずお米は実ります。がんばってくださいね。
さて、農薬とたい肥のことですが、先生のホームページにもくわしくでていますから、まずそちらを見てくださいね。ここでは大切なポイントだけを説明します。
1.昔に比べて、毒性の低い農薬が使われるようになった。
2.同じく使う量も「へらそう」という方向に向いている。(低農薬と言います)
3.稲を強く育てて、全く農薬を使わないところもでてきた。(無農薬と言います)
4.化学肥料よりも栄養のバランスがいい「たい肥」を使おうという動きが出てきた。(有機肥料栽培といいます)
5.たい肥は生ゴミや鶏糞(けいふん=ニワトリのウンチ)牛糞(ぎゅうふん=牛のウンチ)、木の葉っぱ・・骨粉(牛や豚の骨をくだいたもの)などを混ぜて、発酵(はっこう=乳酸菌やバクテリアが分解して別のもにつくりかえること、くさるのとは別。ヨーグルトやチーズや納豆などはすべて発酵食品)させて作ります。
ゲンボー先生
ゲンボ−先生
里奈さん。メールをありがとう。
お米作りがさかんなのは主に日本海側の秋田県・山形県・新潟県・富山県・福井県ですが、北海道・青森県・岩手県・宮城県・福島県・茨城県・栃木県・千葉県・熊本県・福岡県・兵庫県・岡山県・滋賀県・埼玉県・三重県なども多く作っています。
あまり作っていないのは、東京都・沖縄県・大阪府・神奈川県・山梨県・和歌山県などです・・なぜでしょう?考えてみてください。
ゲンボー先生
横浜市立公田小学校5年 修平
ゲンボ−先生
修平君、メールをありがとう。
主な生産国の面積を教えましょう。
インド 44500000ヘクタール
中国 28587000ヘクタール
アメリカ 1341000ヘクタール
オーストラリア138000ヘクタール
日本 1706000ヘクタール
全世界では 151541000ヘクタール
です。
ゲンボー先生
高洲小学校5年彩香の父です、娘の学校の宿題でお米の生産者が減ったのに対して、お米の生産量が増えたのと農薬や肥料の進化との関連を教えてください。
ゲンボ−先生
お父さん、メールをありがとうございます。大変ですね・・・笑
お米の生産者・水田の面積・生産量は年によって多少の変動はありますが、全体として減ってきているのが現状です。ご存じのように、政府は消費者と米輸出国との外圧によって、米価の引き下げや輸入米の拡大をせざるを得なくなってしまいました。その結果として、減反(生産調整)、ウルグアイラウンドの実行(ミニマムアクセスと関税化)を行ってきたわけです・・・完全自由化の前に米農家の近代化、大農法化、米の差別化を図って日本の稲作を残そうというのがねらいです。
本年4月からは、国内の流通に関してお米はほぼ自由化されました、自由に売買できるようになったということです。価格も以前より規制が緩やかになったため、需給関係がより鮮明になりました。これによって国内米農家の淘汰が加速されることになります。(このことは私のHPの「改正された食糧法」に出ていますのでご参照ください」
今後は米作農家は減るだろうと言うことですが、生産量はかえって向上するかもしれません。ここのところは消費者の動向にかかっているわけですが、農家はよりおいしい、よりやすいお米作りに一層の努力しなければならなくなります。そのためにも農薬や肥料のあり方が問われているのが現状です。
農薬や肥料の進化は米の生産量増大に大きく寄与してきました。昭和30年代後半まで日本は米不足の国でしたが、政府の方針で生産過剰になっても農家の保護が続いたために、しばらくは米の生産拡大は続きました。このことを支えてきたのが作付け面積の増加、水路の整備、機械化、農薬の進化、肥料の改良です。
もちろん今日も農薬や肥料なしに米の生産は困難です、しかし、上記のことも関係するように、消費者が環境問題や安全を大きく意識するようになってきたために、そのありようが変わってきました。農薬は毒性が低くなり、使用量も減らす傾向にあります。肥料も化学肥料から栄養のバランスがよい有機肥料が見直されてきました。今後はますますその傾向が強まるものと思われます。
と書きましたが5年生の子には難しい話ですよね・・・生産者が減っても収量が確保できるのは農薬や肥料・機械化・作付け面積・機械化・国の方針など様々な要因が関係しているわけです。
※農薬には用途によっていくつかの種類があります。
除草剤・病虫害予防・土壌殺菌・消毒などです・・・昔の農薬は毒性が強かったのですが、最近では上に書いたように低毒性のものが主流です。これらの農薬は生産者の減少を大きくカバーしてきました。なかでも除草剤の普及は草取りという重労働から農民を解放するものでした、しかし、いまだに毒性が強く、蛙やザリガニやメダカは生きていくことができません。最近ではアイガモ農法などで除草剤を使わずに草取りをする方法も行われるようになりました。
化学肥料も「窒素」「リン酸」「カリ」という三大栄養素を効率よく植物に与えるものとして、急速に普及しました。これによってたい肥作りなどの労働がなくなり、米作りがずいぶん楽になりました。
最近では化学肥料の改良が進み、バランスの良い肥料が生まれています。
ゲンボー先生
そこで教えてほしいことがあります。
陸稲は具体的にどうやってそだてればいいのでしょうか?たとえば、「畑に、水に浸して少し芽を出したものを直接まくほうがいいのか、最初は苗床で育て、ある程度のびたものを植えたほうがいいのか」ということなどです。
よろしくお願いします。
ゲンボ−先生
悠里さん。メールをありがとう。
陸稲の場合は直接「種」をまくのが基本です.場所や条件によって「うね」に一列にまいていく方法と,間隔をあけて数粒ずつまいていく方法があります.また,雨の少ない地方ではうねを少し高めにして,間の溝に水をまけるようにしているところもあります.先生も子供の頃に.「うね」と「うね」の間の溝に水が入っているのを見たことがあります.
種もみの巻き方
1.「種を選ぶ」バケツの中に水を入れて,生卵をからのまま入れる.そこに水を優しくかきまぜながら,塩を少しずつ入れていく・・・卵が浮いてきたら塩を入れるのをやめる.卵を取り出し,そこに種もみを入れる.かき混ぜる・・・浮いてきた種やゴミは捨てる.沈んでいる種もみをざるに受けて,水で洗う.
2.種もみを袋に入れて,ぬるま湯につける・・・数日たつと,芽が出はじめる.(ふくらんだじょうたい,葉が出たり根が出たらだめだよ)種を取りだして新聞紙の上で乾かす.(生乾きがいい)
3.あらかじめ作っておいた畑のウネに種をまき,上から2センチくらい土をかぶせる.(こうしないとスズメやネズミに食べられちゃう)
こうすると,失敗せずに稲を発芽させることが出来ます.
でもこれは面倒だよね・・・一番簡単なのは,バケツの中に水を入れてかき混ぜて浮いてきたゴミや種を捨てる.一日ぐらいそのままにして,種をまく・・・・上に説明したような発芽率は望めませんが,まず発芽はすると思います.
お百姓さんみたいに本格的にやるか,それとも簡単にやるか・・・みんなでよく話し合って決めて下さい.
いずれにせよ,発芽してからの管理が大切ですよ・・・水は大丈夫か・・雑草は抜いているか・・などなど・・
そうそう,うねとうねの間は君たちが一人通れるくらいあけて,風通しを良くすることが大切だよ・・・・
ゲンボー先生
ゲンボ−先生
七海さん、メールをありがとう。田んぼの形は時代とともに変わってきました。
はじめて水田が作られた縄文時代後期から弥生時代前期はとても小さな田んぼでした、写真を見てください。(佐賀県の菜畑形跡の写真です)弥生時代の中頃から古墳時代にかけてはやや大きくなりましたが、それでもたたみ1畳〜2畳程度です。
やがて奈良時代や平安時代になって、田んぼの開拓がすすみ、田んぼは広くなってきました。条里制(じょうりせい)といって道や町の区画がきちんと決められるようになってからは、あたらしいところで田んぼはきちんとした長方形につくられました・・しかし、大部分のところでは地形によっておおきく影響を受けるために、田んぼの形は不規則でした。(田んぼに必要な水は水平なるからです。真っ平らな田んぼを作るためには大きぼな工事が必要なのです)
やがて江戸時代になって新田開発がさかんになると、新しく作られた田んぼは正方形や長方形に作られました。山形県の庄内平野(しょうないへいや)では大地主の本間家が中心となって大規模(だいきぼ=おおがかり)な耕地整理(こうちせいり=形の悪い田んぼを正方形や長方形になおすこと)をおこなったと言うところもあります。
耕地整理はその後も続きましたが、昭和30年代になって耕耘機(こううんき=耕したりものを運ぶ機械)が広まると耕地整理は大きくすすみ、今日では棚田やせまい田んぼをのぞいて、ほぼ長方形や正方形の田んぼになりました。
これからはは大型機械が多く使われるようになりますから、あぜ道で区切られていた田んぼがくっついて、大きな田んぼが増えてくると言われています。
ゲンボー先生
学校の授業でお米のことを調べています。生徒ひとりひとり先生に与えられた質問を調べてくることになっています。わたしは、愛知県のコシヒカリと新潟のコシヒカリの違いを調べることです。味、価格、気温、気候、田植え、稲刈り、肥料、などわからない事ばかりなので、先生のわかる範囲で教えてください。よろしくお願いします。
ゲンボ−先生
万里恵さん、メールをありがとう。
田植え・稲刈り・肥料は新潟県も愛知県もそれほどの差はありません。しかし気温や気候、味や価格は違います。
新潟県のお米、なかでも特に美味しいといわれる魚沼産コシヒカリを作る魚沼地方は、昼の気温が高く夜は涼しくなるというのが特徴です。この気候がお米の味を良くするといわれています。愛知県を含む太平洋側は夜も暑いですよね・・・
味が良ければ値段もとうぜん高くなります。ではどのくらい違うかというと、魚沼産コシヒカリは60キロで31,661円,愛知県産コシヒカリは60キロで21、429円です。この価格は昨年の9月26日の取引価格で、おみせにならぶときには魚沼産は5キロで4000円〜5000円、愛知県産は5キロで2800円くらいです。
ゲンボー先生
ゲンボ−先生
渕脇さん、メールをありがとう。
「かんがい用水」とは水を田んぼや畑に引くために作った人工の川のことです。漢字では「灌漑用水」と書きます。私たちがふだん何気なく見ている田んぼですが、必ず水が入っていますよね・・よく見ると田んぼの脇に小川が流れています。これの元をたどっていくと池だったり、大きな川だったり、井戸だったりします。これらはすべて「誰かが」「いつか」作ったものです。そのおかげでお米ができるんですね・・そう、この水を田んぼに入れる用水を「かんがい用水」というのです。
「二毛作」は「にもうさく」といいます。毛とは「根」のことを表します。つまり一年間に一つの畑や田んぼで二種類の作物を育てることです。一般に関西ではお米を作った田んぼのあとに小麦を育てます。
似たような言葉で「二期作」(にきさく)というのがありますが、これは同じものを年に二回作ることです。むかし、高知県ではお米を二回作っていました。これが二期作です。
沖縄県ではサトウキビを年に2回以上作っています。2回だと二期作ですが、3回作ると「三期作」といいます。
ゲンボ−先生