玉川学園・玉川大学
ここは日本のお友達との交流の広場です.ゲンボー先生とのやり取りもここで行います.
都内の一消費者です。よく、「自然乾燥米」という米袋の言葉を拝見いたしますが、「自然乾燥米」の中では、「はせがけ」はよく聞く言葉ですが、「棒がけ米」はどの地区で栽培され、また、どんなメリットがあるのでしょうか?また、いつ頃からどんなきっかけで、あのような日干し方式になったのでしょうか?
よろしくご回答願います。 東京都荒川区 庄司
ゲンボー先生
庄司様,メールをありがとうございます.
稲の乾燥法は地域によって多少異なります.「はさがけ」とか「はせがけ」というのは,稲束を横棒にかけるもの,「棒がけ」とは縦棒に放射状に積み上げるものをさします.
相対的に棒がけは東北地方に多く見られるようです.しかし,ここからここまでが「棒がけ」でこちらが「ハサがけ」という線引きはむずかしいのです.たとえば宮城県や青森県で見たものですが,村によって棒がけ,ハサがけの違いがあったり,混在しています.さらに田んぼに直接稲束をまとめて起きながら乾燥する「島だて」という方法もあります.
私の住む神奈川県はハサがけが圧倒的に多い気がします.おそらく太平洋沿岸はこれが多いと思われます.一段もあれば多段もありますね.静岡あたりですと更に日当たりをよくするために斜めにかけるところもあります.
ゲンボー先生
ゲンボー先生
なづきさん.メールをありがとう.
稲の育ち方は昔も今もあまり変わりません.ですから「つゆ」前にたんぼに稲をうえて秋にしゅうかくするサイクルは同じなのです.
ただし,たんぼの形や育て方は今とはちょっとちがいます.
今は「苗代」(なわしろ)とか「苗箱」に種もみをまいて15cmくらいまで育ててから田んぼに植えなおす「田植え」が行われますが.2300年前は田んぼに直接種もみをまいていたのです.その田んぼも小さいのは1メートル四方,大きくても3メートル四方と言う小さなものです.なぜそんなに小さな田んぼなのかと言うと,クワやスキといった農機具が木製で広い面積を平にすることがとても難しかったらなのです.やがて弥生時代の終わり頃から古墳時代になると,鉄製の刃をつけた農機具が作られるようになりました.そうなってはじめて広い土地を平にしたり,遠くの川から水を引いてくる水路が作られるようになったのです.
また,今では一つの田んぼに1種類のお米を育てますが,弥生時代ではまだ品種がわけられていなくて白いお米に混じって黒いのや赤いのや紫色のお米も混じっていたと思われます.
6月から7月にかけて雑草が生えます.今では薬で雑草をからしてしまいますが,弥生時代には手で雑草をとりました.でもこれは昭和30年代くらいまでそうだったので弥生時代のだけのとくちょうとは言えませんね.
8月になって穂ができてお米が実りはじめるころから田んぼの水を減らします.それはお米がうまれたインドや中国の気候にあわせているからなのです.その気候をモンスーン気候といます.日本もモンスーン気候なのですが秋になると台風がきたり,雨がふったりするところがちょっと違います.それでわざと田んぼの水を抜くんですね.
10月〜11月に稲刈りが行われます.今は稲の根元から刈り取ってワラも利用しますが,弥生時代の稲刈りは穂の部分だけを刈り取るのです.理由はいろいろありますが,昔の米は穂から籾(もみ=お米の部分)が落ちやすかったので穂だけ刈り取ったのだと思われています.
これでいいですか?もっと知りたいことがあったらまたメールをください.
ゲンボー先生
ゲンボー先生
「スキ」と「クワ」です.スキは現在のスコップと同じ形,クワはいまでもあるクワと同じです.しかし,どちらも木で出来ていましたから,ちょっと使うとすぐに刃が減ってしまいました.弥生時代の終わり頃,つまり古墳時代になって鉄製の刃をかぶせたスキやクワができました.これによって田んぼの面積が広がり村の力が付いて,やがてクニになりました.
古墳時代になったから鉄製の農具が出来たのではなく,鉄製の農具ができてお米の生産が増えて大きな墓を作る豪族があらわれた,つまり古墳時代になったのです.
君はどこに住んでいますか?今度大きな博物館に行ったら弥生時代の道具を見てください.鉄か木の違いはありますが今とほとんど同じ形の農具を見ることができますよ・・・ゲンボー先生
ゲンボー先生
裕太朗君.メールをありがとう.
「コシヒカリ」とか「あきたこまち」などの銘柄米がなかった一昔前には,お米の品質を均等(質を平均にすること)にするために何種類かのお米を混ぜていました. 「あそこの米はウマイ」とか「まずい」などはこの技術で決まりました.
しかし,売られているお米のほとんどが銘柄米となった現在では同じ銘柄同士をブレンドするようにかわってきました.同じコシヒカリでも地域や時期によって味や食べた感じが異なります.それを均一にしようと言うわけですね・・それ自体は問題ありません.しかし,こうした技術を悪いことに使う人もいて,こまっています.
お米は見ただけでは,どこの,何という銘柄かは分かりません.そこで高く売れる銘柄をいつわって(うそをついて),おいしいお米とそうでもないお米をブレンドして高く売る人もいます.ですからお米の品質表示は今ひとつ消費者(しょうひしゃ=買う人)の信頼がありません.
最近はブレンド米より純すいな銘柄米が好まれてきました.しかし,同じお米でも新米の時期と1年たったお米とではもう食べた感じが違ってしまいます.ですから先生は,おいしいお米にするためのブレンドはあっても良いと思います.
やがて海外から安くておいしいお米が入ってきたらブレンド米はどうなるでしょうね?裕太朗君はどう思いますか?ゲンボー先生
ゲンボー先生
真梨亜ちゃん.メールをありがとう.
お米の値段はその種類によってとてもまちまちです・・また時期によっても場所によっても少しちがいます.
平均的な値段は,10キロで3000円前後です.安いのは1000円台.高いのは7000円なんて言うのもあります.
くわしい値段は君がお店で調べるのが一番イイと思います.
しかし,それはお店に並んだときの値段ですね.お米の値段のもとはまず東京と大阪にある「自主流通米価格形成センター」というところで決まります.たとえば今日のお米(60キロ)の値段はこんなです.
北海道
きらら397
(関東)12,100 (関西)12,100
宮 城
ひとめぼれ
(関東)16,400 (関西)16,500
秋 田
あきたこまち
(関東)15,200 (関西)15,300
茨 城
コシヒカリ
(関東)16,000 (関西)16,100
新潟中越
コシヒカリ
(関東)21,600 (関西)21,700
関東と関西では値段が少しちがうのがわかりますか?それはそれぞれお米が入ってくる量とか,食べられる量がちがうからなのです.
買いたい人が多くてお米の量が少なければ値段は高くなります.
その反対ですと安くなります.これを「相場」(そうば)といいます.ちょっとむずかしいね・・・
お米の最低価格(これ以上安くしちゃいけないと言う値段)は種類によって政府が決めます.しかし,それ以上の部分は相場によって決まるのです.真梨亜ちゃんがお店で見た値段は,そうした値段にトラックで運ぶ運賃や,手間賃,それにお店のもうけをたしてつけられたものなんです・・ゲンボー先生
そこでなんですけど、質問があります。
1.魚沼産のこしひかりは、なぜおいしいのですか?
2.こしひかりをつくるにあたって、苦労はありますか?
3.米をつくるのにどんな気候がいいのでしょうか?
ぼくたちの学校で、来週、お米をつくるために田んぼにはいります。どんなお米ができるか楽しみです。
4.神奈川県のお米は、おいしいものができるのでしようか?
答えていただけたらうれしいです。ぜひ教えてください。よろしくお願いします。
ゲンボー先生
雄太君,メールをありがとう.
1.おいしいお米作る条件として昼暑くて夜涼しい,水がきれいということがあげられます.魚沼地方はこの条件にピッタリなのです.
2.コシヒカリはおいしい品種ですが,茎が弱くて台風などですぐに倒れてしまいます.倒れて水につかると根や芽が出てしまいます.また刈り取りにも不便ですね.・・・倒れにくい品種を作っていますが,味のこともあってなかなかうまくいかないようです.
3. お米は主にモンスーン気候と言う所で作られています。モンスーンは雨期と乾季があって温度が比較的高く湿度も必要です。つまり雨のふる季節とふらない季節があって、温度が高くてムシムシしているようなところです。
モンスーンはインドから東南アジア中国、そして日本を含んでいます。日本も今頃につゆになって夏はムシムシ暑くて、秋になると乾燥するでしょ?
4.神奈川県でもおいしいお米は作られています.農薬を使わず有機肥料使って作るお米です.こうしたお米は量が少なく一般の店には出回りません.ほとんどが自家米と言って自分の家や知り合いに分けられてしまうことが多いようです.ゲンボー先生
ゲンボー先生
小夏さん,メールをありがとう.
お赤飯はもともと赤米という赤いお米で作っていました.お米がとれたときとかお正月などのおめでたいときに作っていたのですね.この風習は中国の雲南地方というところにいまでも残っています.
日本でも平安時代までは赤米で作っていました.しかしそのころから餅米と「あずき」や「ささげ」という赤い色の豆といっしょに炊くようになりました.これが今のお赤飯のもとですね.いまお赤飯といえばこれのことです.
日本でも弥生時代頃までは白.赤.黒.緑.紫など色々なお米がいっしょに作られていました.やがて主食としては白い色が好まれてそれぞれのお米は分けて作られるようになりました.なかでも主食の白は多く作られました.それがいまでも続いているのですよ・・ゲンボー先生
ゲンボー先生
一希君,メールをありがとう.
「ほしたろう」と言うお米はあります。平成五年に北海道立上川農業試験場で短い日にちでお米が実り,しかも味の良いお米をめざして作られたお米です.寒さに強く味の良い(ほしのゆめ)を母に、おなじように寒さにも強く質の良い(あきほ)を父に作られました.1999年秋に品種が決定されて2001年に本格てきに作られ始めたお米ですが、まだお米やさんでは売っていません。 名前のもとは「ほしのゆめ」の子供なので「ほしから生まれたほしたろう」ということで名前をつけられました。ほしのゆめ・あきほよりとれる量が多いのですが,病虫害に弱く、倒伏(とうふく=風でたおれやすい)しやすいお米だそうです。ゲンボー先生
ゲンボー先生
この時期は高温多湿を好むお米の害虫達にとって最適の季節です。害虫は籾摺り後の玄米に卵を産み付け、温度30℃だと約一ヶ月で卵から成虫に育ちます。また家庭の台所は水・火を使用するためこれらの虫達とって最高の環境と言えます。害虫は基本的にお米の保管と流通の段階で卵を産み付けますが、現在、お米は低温倉庫で保管されていますので昔ほど発生は少ないと思われます。
ただ、倉本さんは玄米で食べられているとの事ですので、お米の表面に産み付けられた卵なら洗米を十分にすれば問題無いと思われますが、コクゾウムシの様にお米の中に産み付けられると通常の洗米だけでは不充分だと思います。なるべく鮮度、保存に気をつかっているお米屋さんから買われるのが良いかなと思います。虫の中には越冬するものもいますから、目に見えなくても卵はついている可能性はあります。
きちんと精米したお米なら中に産み付けられた卵は精米の過程で除去されますので安心できますが、ただこれも精米してから長時間たったお米だと産み付けられている可能性があります。義務付けられている精米年月日を確認して購入して下さい。又、現在の米袋は空気穴が無く、外からの虫、水分等が入らない様になっているものもありますが、すべてが使用しているわけではないので精米年月日で判断するしかないですね。どうしても玄米で食べられるならこの時期は七分つき、五分つきにすればお米の表面を削りますので中に産み付けられた卵は除去されると思います。栄養的にも玄米とそれほど変わらず食べられるはずです。面倒でも少なめ少なめに購入して下さい。夏場で1週間、冬場で二週間くらいから味が落ちるといわれます。おいしく食べるには大量に買い込まないことです。
昔の農家では収穫後土蔵に保管していました。土蔵は意外に外気の温度より低く、湿度もある程度一定に保たれるのでお米にとって良い環境だったと推測されます。友人の実家は現在蔵の中のタンクに保存していますが、虫がつくのは当たり前だと一向に気にしていません。昔はついて当たり前だったのでしょう。
基本的に虫がつかないようにするには、米びつを常に隅々まできれいに掃除し、天気の良い日に日光消毒するのも良いと思います。ただ造り付けの米びつや、ボタンで自動計量するタイプのものは、手が届かなかったり、掃除が出来ないものもありますのでこれに虫が付いてしまったら最悪です。昔ながらのブリキの米びつか、タッパ容器のような密閉容器が良いと思います。米びつの置き場所は火や水周りから離れたところに置くようにして下さい。また、虫除けに鷹のつめ、にんにく、わさび(カビよけにもなる)を米びつの中に入れておくのも良いです。ただ、この虫除けを好む虫もいますから二〜三週間くらいで取り替える様にして下さい。付いてしまったら天気の良い風のある日を選んで新聞紙、ビニールシートの上にお米をひろげて影干しして下さい。ある程度は逃げ出します。
ゲンボー先生
ゲンボー先生
お答えします。まず玄米の袋の精米時期ですが、それは多分検査年月日ではないでしょうか。通常農家は刈り入れ後、その地区の農協に持ち込んで品質等の検査を受けます。その時に検査年月日を袋に押印します。但し、農家が自家用に保管するものと、検査を受けないいわゆる未検米にはこの押印はありません。又、出荷されるまで倉庫に保管されますがそれらのお米に手を加えることはありません。
虫が付いたときの陰干しのことですが、お米は直接太陽に晒すと乾燥しすぎて割れる原因となります。その為直接日光の当たらない風の吹いているところで干すのが良いとされています。私の経験では成虫・幼虫ともに逃げていきますが、山盛りにしてお米を干すと中に逃げ込みますから薄く平らに干すのが良いでしょう。空気穴(ピンホール)はお米が蒸れない様にする為空けられています。昔は麻袋、紙袋を使用していましたが、現在ではビニール袋が主流となった為その対策に空けられています。最近では外からの虫・水等が侵入しないような構造のものも出来ています。
冷蔵保存ですが良いと思います。但し、この場合は穴のあいたものは使用しないで下さい。お米は湿気を嫌いますし、臭いを吸収しやすいので他の食物と一緒にすると臭いが移ることがあります。他の方法としてはエージレス包装も良いです。真空包装に似ていますが酸素を吸収してくるのでお米が酸化せず味が落ちることもありませんし、虫も付かず白米での保存にも適しています。お米屋さんで作ってくれるところもありますよ。
ゲンボー先生
ゲンボー先生
賢典君,メールをありがとう.
雨が降らない日照りの時と,逆に天気が悪く気温が低い日が続くとお米のできが悪くなります.しかし,よほど雨が降らないときは枯れてしまいますが,少しぐらい降らなくても枯れない限りは収穫できます.花がさいて実が付くときに寒くなると穂はできてもお米ができません.ですから農民にとって一番の大敵は低温です.
お米が売れなくなると言うのはいくつかの理由があります.
1.パンやうどんやスパゲッティのように,お米以外のものを食べる習慣が広まった.
2.お米の値段が高い.
3.たくさんの農薬を使ったお米は健康に悪い.
などです,ですから今は
1.お米を食べるキャンペーンを行っている.
2.お米の値段を下げる.
3.低農薬米や無農薬米が売られるようになった.
などと,努力が続いています.
ゲンボー先生
質問
1.太平洋戦争が終わった後に、どれ位お米が作られたのですか?
2.お米作りで一番たいへんなところはどこですか?
教えてください。お願いします。
ゲンボー先生
メールをありがとう.
1.は戦争が終わった直後から5年ごとの収穫高です.単位は千トンです.なにがわかるかな?
昭和20年 5872
昭和25年 9651
昭和30年 12385
昭和35年 12858
昭和40年 12409
昭和45年 12689
昭和50年 13165
昭和55年 9751
昭和60年 11662
平成2年 10499
平成7年 10784
平成12年 9490
2.お米作りで大変なことは,農作業も大変ですが今では機械のローン,米価が安くなること.外国からの輸入米.です.
どんな仕事もそうですが働いた分だけ収入があって,家計が楽になれば苦しいことも喜びに変わりますが,現在の米作り農家には「心配の種だらけ」です.
あとは,先生のホームページもくわしく出ていますからそちらで調べてください.
ゲンボー先生
しかし全国には生産効率は悪くても芳しい芳香を放つ香り米があると聞きます、私は是非その香り米について知りたいと思います。
「質問」
1.香り米は存在していますか?
2.流通しているならば何処で販売していますか?
以上について教えて戴ければ幸いです。
大阪府立寝屋川第4中学校3年 真弓
ゲンボー先生
メールをありがとう.現在,日本の香り米は「みやかおり」「はぎのかおり」「ひえり」などで主生産地は高知県ですが,最近では東北地方にも広がっています.したがって今述べたもの意外にも銘柄が増えています.
流通についてはホームページで通販していますからそちらが手軽かと思います.ただし,信頼のおける業者に頼んでください.誠意のある対応,所在地のはっきりしているもの,電話での対応がちゃんとしていること,また代金前払いは要注意です.大阪でしたら信頼できる米穀店も多いかと思います.そうしたところに頼むのも良いでしょう.
ゲンボー先生
ゲンボー先生
メールをありがとう.少しならそのまま食べても大丈夫ですが量が多いと消化不良をおこします.
栄養はかわりませんが消化には悪いのです.栄養も吸収されにくくなります.
生で食べたり,炊いたり,炒ったり・・色々な方法で食べてみるのも面白いですね.
ゲンボー先生
1)お米は、いつどこで生まれたのですか。
2)だれが、お米を作ったのですか。
3)今後の米作りは、どうなっていきますか。
ゲンボー先生
メールをありがとう.返事が遅くなってごめんなさい・・・
1.インドのアッサム地方といわれていましたが,最近では中国の長江下流(シャンハイの近く)も原産地といわれるようになりました.
2.まずその地域に住んでいた人が野生の稲からさいばいを始めました.やがて村から村へと伝わり,日本には海をわたってやってきました.その時代にはみんなが農民ですからその人たちが作ったのです.
3.むずかしいね・・・日本の場合は広い田んぼで大型機械を使って作るようになります.もっとすすめば温室のようなところでコンピュータ管理された機械で作られるようになるでしょう.でもそれはほんの一部で,大部分の狭い田んぼでは今と同じような米作りが行われると思います.そのばあいは「棚田」(たなだ)とか無農薬とか,有機栽培(ゆうきさいばい=自然の肥料を使ったさいばい方法)といったほかとはちょっと違うお米と言うことで売り出すと思います.
しかし,お年寄りばかりのところではやがてお米は作られなくなり,田んぼはなくなると思います・・・ちょっと寂しいですね.
そのかわりに外国から安いお米が大量に入ってきます・・安いお米が食べられる方がいいのか,日本の美しい風景や伝統的な米作りを残す方がいいのか・・・君はどっちがいい?
ゲンボー先生
ゲンボー先生
メールをありがとう.返事が遅くなってごめんなさい・・・先生のお父さんが急に亡くなって皆さんへの答えができませんでした.
夏休みの宿題に間に合わなくてごめんね・・・・
黄色くなるのは稲だけではありません.多くの植物が冬の前に葉っぱを枯らせて実を実らせます.こうして自分たちの子孫を残してきたのです.実がなるのは人間が食べるためではなくその植物が子孫を残すためなのですよ.人間はその性質をうまく利用して食べられる植物を栽培してきました.
ずるいのか頭がいいのか・・・でも,そのおかげで今日の文明を築くことができたのです・・・
ゲンボー先生
今度学校で輸入米について討論するということで、次のことを教えてください!
1.輸入米の栄養
2.輸入米の安全性
3.輸入米の値段
いろいろとお聞きしてすみません。
是非、お願いします!
たかひろ
ゲンボー先生
メールをありがとう.返事が遅くなってごめんなさい・・・先生のお父さんが急に亡くなって皆さんへの答えができませんでした.
夏休みの宿題に間に合わなくてごめんね・・・・
1.輸入米も国産米も栄養的な違いはありません.
2..国産米の多くはいまだに多くの農薬をつかって栽培をしているので農薬は多少残っています.おなじく輸入米も農薬をつかっていますが,安全性についての基準がありますから,危険なものはありません.ただ長く食べるものですから気になりますね.それで最近は無農薬米や低農薬米,それに有機栽培米などが増えてきました.外国のお米も日本のそうした動きにあわせて無農薬米や低農薬米が作られるようになってきました.
3.輸入米には関税という税金がかけられています.これは国内のお米との値段の差をちぢめるためなのです.元の値段は7分の1くらいです.しかし外国との約束で年々関税を下げていますから,そのうち店頭に安い輸入米が並ぶ日が確実にやってきます.
ゲンボー先生
「改正食糧法」のページに行く.平成16年4月1日からお米の流通が大きくかわりました.必見のページです.
今、米について調べています。輸入量と輸出量を教えて下さい。
それと、たくさん輸入している国と輸出している国も教えて下さい。お願いします
ゲンボー先生
メールをありがとう.数字だけ教えましょう.
日本の輸入量
1995年 45万トン
1996年 50万トン
1997年 45万トン
1998年 75万トン
1999年 80万トン
2000年 88万トン
世界の輸出国 (2000年)
1位.タイ 6140000トン輸出(世界の輸出量の26.2%)
2位.ベトナム 3477000トン (世界の輸出量の14.8%)
3位.中国 3071000トン (世界の輸出量の13.1%)
4位.アメリカ 2736000トン (世界の輸出量の11.7%)
世界の輸入国(2000年)
1位.インドネシア 1355000トン
2位.イラク 1200000トン
3位.イラン 1129000トン
4位.サウジアラビア 937000トン
です.もっと質問があったらまたメールをくださいね.
ゲンボー先生
ゲンボー先生
こんにちは.メールをありがとう.
どこの田んぼが一番広いか,ちょっと先生には分かりませんが,日本の中で広い田んぼが沢山ある場所はわかります.
まず,北海道の石狩平野.秋田県の大潟村,山形県の庄内平野などです.石狩平野は昭和30年頃,大潟村は昭和40年頃に新しく田んぼが作られたためにはじめから一つ一つの田んぼが広くできていました.
庄内平野は江戸時代からの開拓ですが,田んぼを広く作ってきました.平成の時代になっても機械化を積極的に進めて,となりどうしの田んぼをつなげたりして広い面積の田んぼを作り出しています.
ゲンボー先生
ゲンボー先生はじめまして、メールでお便りするのは初めてです。
テレビの番組で田んぼの中に魚をはなしているの見たのですが、どんなメリットがあるのか教えてください。
ゲンボー先生
メールをありがとう.
魚を入れると動き回るので水が動き栄養や酸素が吸収されやすくなります.また,水草も食べてくれます.
それに,大きくなった魚を売ることもできます.一石二鳥ですね・・
しかし,そのままだとサギや鵜(う)などの鳥に食べられてしまうので,ネットを張ったりけっこう手間がかかります.
ゲンボー先生
ゲンボー先生
千夏さん.メールをありがとう.
昔のかかしは2本の竹を十文字に結んで,手ぬぐいでワラをくるんで頭を作り,服を着させて田んぼにつきさしました.麦わら帽子をかぶせたり「へのへのもへじ」の顔をかいたり・・・日本昔話や絵本出てくるかかしですね・・
いまでは,マネキン人形を使ったり,声が出たりといろいろ新しい工夫のかかしがありますね・・・
先生は昔のが好きですね・・・・
学校で作るのですね・・できたら写真を送ってください,ホームページにのせましょう.
ゲンボー先生
この間はどうもありがとうございました。二学期に入ってジャポニカ米とインディカ米の育ち方のちがいを調べています。インディカ米を育てることができなかったので、インターネットを中心に調べているのですがなかなかいい資料を見つけることができません。
ジャポニカ米とインディカ米の育ち方のちがいについて分かることがありましたら教えていただけないでしょうか?
ゲンボー先生
桃子さん.メールをありがとう.
インディカ米もジャポニカ米も「オリザ,サティバ」という同一のお米ですから育て方に基本的な違いはありません.ただし,日本の稲のように「耐寒品種」(たいかんひんしゅ=さむさにつよい種類)はないので,日照時間や温度が必要です.
今回,日本で初めての取り組みとして全国の9カ所で2〜3種類のインディカ米の栽培実験をしていますが,温かい高知県やこまめにめんどうをみていたところはうまく育っているようです.
ゲンボー先生
私の家ではコシヒカリをよく食べています。お店ではササニシキやあきたこまちなど色々なお米が売っていますが、どこがちがうのですか。おしえてください。浦野
ゲンボー先生
お答えします。「ササニシキ」は昭和38年宮城県古川農業試験場でハツニシキとササシグレを掛け合わせて生まれたお米です。おいしいお米でその当時は日本で一番多く作られていました。しかし、病気に弱く,寒さに弱く平成6年の冷夏で大不作となった事が原因で,同じ古川農業試験場でコシヒカリと初星との間に生まれた、寒さに強い「ひとめぼれ」が代わりに多く作られる様になりました。「ひとめぼれ」は味・香り・粘りと「ササニシキ」を上回り「コシヒカリ」に次ぐ人気のお米です。
「コシヒカリ」は昭和31年に福井農業試験場で農林22号と農林1号との間に生まれたお米です。今では新潟県産の「コシヒカリ」が一番有名ですが、全国40都道府県で作られていて、「お米の王様」と言っても良いのではないかと思います。それは、良質・良食味に加え,気温に対する適応性が高く、地域による生育差が少ない事が原因だと思います。
「あきたこまち」は昭和59年秋田農業試験場でコシヒカリと奥羽292号というお米との間に生まれたお米です。コシヒカリに似た味で評判の良いお米です。これで違いがわかりましたか。今でも天候や病気に強いお米を作る為、各地の農業試験場では色々な品種を掛け合わせて新しいお米を作っていますが、今のところ「コシヒカリ」、「ひとめぼれ」、「あきたこまち」より有名なお米は出てきませんね。ここに出てこないお米で面白い名前のお米があるので名前だけ紹介します。
ほほほの穂、つぶより、きらり宮崎,夢ごこち、祭り晴、どんとこい、森のくまさん・・・まだまだいっぱいあるから調べてみると面白いですよ。
ゲンボー先生
ゲンボー先生(この内容は平成16年4月1日に食糧法が改正される前のものです.新しい仕組みはこの説明の最後からリンクしています)
琴乃さん.メールをありがとう.
収穫されたお米はいろいろなルートをとおって私たちのところに届きます.いくつかその代表的なものを教えます.
1.「計画流通米」といって,政府が作ることを認めたお米(日本は米があまって作りすぎが問題になったため,「減反=げんたん」といって,お米をつくる量をおさえました.つまりお米は認められた田んぼでしか作ってはいけなくなったのです)には2種類のルートがあります.
そのうちのひとつ「政府米」は政府が認めた業者から政府に渡されます.このなかから一般のお米屋さんにいくものと,備蓄米と言って「いざ」というときのために倉庫にしまっておくものとに分かれます.
もう一つは「自主流通米」といって,農協が集めて業者にわたしお米屋さんに行くルートです.これは政府を通しません.どちらかといえばブランドで高く売れるお米が多いです.
2.「計画外流通米」は減反しなかった農民が作ったお米が大部分ですが,政府に認められた水田で作られたものも一部混ざります.その多くはブランド米で高く売られるお米です.これらのお米は生産者つまり農家が直接消費者に通信販売で売ったり,お米屋さんやスーパーにおろすのです.政府がまったくしらないところで流通しているお米ですが,どれだけ売ったかなどは届けることになっています.
さて,今お話ししたお米は私たちがご飯として食べるものですね,それ以外に「おせんべい」や「おもち」,あるいは「お酒」に加工されるものもあります.それらの多くは直接加工業者が農家から買ったり,農協や業者から買います.
日本では昔からお米には神様が宿っていて「一粒もおろそかにしてはいけない」といわれてきました.そのせいかどうかはべつとしてほとんどのお米は無駄なく消費されていると考えて良いと思います.
備蓄米も保存法が進歩して2〜3年たってもおいしく食べられるようになりました.ただし,外国との取り決めで年々輸入米が増えてきたとき,日本のお米は確実にあまってしまうことが分かっています.そのころにはお米の値段も下がりますから,狭い田んぼでほそぼそとお米を作っていたところなどはどんどん無くなっていくだろうと言われています.消費者にとってはよいことでも生産者にとってはよくないこともあるのです.
無駄にならない方法はいくつかあります.一つはお米の新しい使い方を発明すること.つぎに食糧不足の国に援助する量を増やすこと.そして大規模にやすくうまく作って外国に輸出すること.世界にはお米を食べる国がたくさんあります.しかしその大部分は細長くってパラパラしているインディカ米です.ですから日本のお米をどうすればそうした国に売れるのか知恵を出すことです. 琴乃さんだったらどうしますか?考えてみてください.よかったら先生にも聞かせてください.
ゲンボー先生
「改正食糧法」のページに行く.平成16年4月1日からお米の流通が大きくかわりました.必見のページです.
初めまして。今年、はじめてバケツで稲を育てています。でも、穂がでたあと水を枯らしてしまったため、失敗させてしまいました。そこで、茎の部分から刈り取ったところ、新しい苗が出てきたのですが、これは育つのでしょうか。稲の生長にはある程度の気温がいることを知ったので、温室に入れて育ててみたいのですが、望みはあるのでしょうか。教えてください。 島崎
ゲンボー先生
メールをありがとう.
育ちます・・・が,収穫量は減ります.
以下のことを心がけて育ててみてください.
1.稲が育ちきるまで水を絶やしていけません.
2.化成肥料を軽くひとにぎりあげましょう.
3.室内の陽当たりの良いところにおいて,天気のよい日には風を通してあげましょう.
江戸時代,高知県では刈り取った稲から出た2番稲をそだてて二期作をおこなっていました.二期作で収穫したお米は量が半分以下になりますが,年貢がかからなかったために農民はいっしょうけんめいに稲を育てました.
高知は気候の暖かいところです.最初の刈り入れの頃に台風がきます.そのため2番目の稲を育てる水が十分にあったので2期作ができたのですね・・
君の失敗作は実は「二期作の実験」になります.それはそれで価値のあることですからぜひ頑張ってください.写真を送ってくれればその様子をホームページにのせてあげますよ・・どうですか?
ゲンボー先生
ゲンボー先生
メールをありがとう.ご返事が遅くなってごめんね.
アジアと一言で言っても,インド.バングラディシュ.中国.東南アジア.東アジアとたくさんの地域と国があります.
国によって,地方によって米作りの方法はちがいますし,機械化のすすみかたも違います.貧しい農民が多いところでは昔ながらの手作業や牛をつかった農作業がおこなわれていますが,最近では機械化がすすみ,東南アジアの国々でも耕耘機(こううんき)が使われるようになりました.
また中国では広い田んぼを大型の機械でたがやしたり収穫しています.本で見るイメージとはずいぶんことなります.
手作業のところではクワやスキを使っていますから,人昔前の日本と同じですね.ところが日本だって棚田などでは今でも手作業のところがあります.
田んぼの広さもまちまちですが,中国は広い田んぼが多いですね.日本でも石狩平野や庄内平野,それに越後平野などは比較的広い水田が多いです.ところで滝沢小学校はどこにありますか?近くに田んぼはありますか?
ゲンボー先生
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ゲンボー先生
メールをありがとう.もともと暑い国で作られていたと言っても,インドのアッサム地方や中国の長江下流は夜になると涼しいため,お米には寒さに強いという性質もあったのです.
日本の場合は1800年以上も前から東北地方で稲の栽培が行われていました.そのころから寒さに強い稲を残しながら品種の改良を続けてきたと思われています.
北海道では江戸時代になってから中山久蔵という人が努力を重ねて「寒さに強い稲」を作ったのが始まりです.
そのご,改良が重ねられて現在では「ゆきひかり」や「きらら397」など優れた品種が栽培されるようになりました.
北海道は広いので一つの田んぼの面積も広いのです.その広さをうまく利用して大型機械で農業をしています.そういうわけで北海道でも米作りが盛んなのです.しかし,今後外国から安お米がたくさん輸入されるようになると,日本のお米の価格も下がりますから,北海道の米作りもきびしくなると言われています.
ゲンボー先生
ゲンボー先生
梨美ちゃん.メールをありがとう.
「なえ半作」は「苗半作」と書きます.つまりお米作りでは良い苗を作ることがとても大切ですよ・・という意味です.
良い苗ができたら「半分はできたのも同じ」ということなのです.
稲も含めて人が作る作物はたくさん「しゅうかく」するために,弱い苗のうちにしっかり育ててやることが大切で,この時期にしっかり根をはり,立派な葉っぱを付けたものは虫もつかないし,病気にもなりにくいのです.成長するときにたっぷり日光を与え水や肥料をうまくやれば,しっかりした作物がたくさんとれます.
人間も同じですね・・(笑)・・・梨美ちゃんもうんと遊び,しっかり勉強をして,立派な葉っぱや根っこを,今のうちに育ててくださいね・・
ゲンボー先生
日本の小学生が給食でご飯一粒ずつ残すと、一日でどれくらいのお米が残されるのでしょうか。そして、その残りでどれくらいの人が助かるのでしょうか。
一粒まで大事にしなくては、とは分かったのですが、それがどれくらいになるか知りたいです。教えてください!!
ゲンボー先生
陽子さん。メールをありがとう。面白いことを思いついたね。・・でも、とても大切なことだと思います。
全国には729万7千人(2001年)の小学生がいます。つまり729万7千粒のお米というわけですね。お茶碗一杯3千粒程度ですから計算してみましょう。
2432杯という答えが出ます。2粒だとその倍です。今度クラスのみんなが何粒残したかを調べてごらん。それで平均を出して全国の数字を出せば、一回の給食で何人の子どもが助かるかが分かります。
答えが出たら先生にも教えてください。
ゲンボー先生
2.水田は何を防ぎますか?風、地震、水害のどれですか?
3.田んぼに水を張ると、土はどのようになりますか?
釈迦小学校 五年一組 百合
ゲンボー先生
百合さん.メールをありがとう・
1.全国の田んぼの面積を全てたすと2624000ヘクタールあります.一方東京ドームの面積は46755平方メートルです.1ヘクタールは10000平方メートルです.さあ,あとは自分で計算してみてください.
2.水田は貯水池といわれています.そうなれば何を防ぐか分かりますね?
3.田んぼの底は目の細かいネンドのようになっています.そのようにならないと水がどんどん底からしみこんで,なくなってしまいます.農家の人は田植えの前に「代掻き」(しろかき)といって,土と水をよくかきまわして土をドロドロにします.これは,稲の根がはりやすいのと今いったように水がもれないようにするためなのです.
勉強頑張ってくださいね.
ゲンボー先生
ゲンボー先生
はなえさん.メールをありがとう.
「○○産のコシヒカリ」のように有名なブランド米は確かに美味しいのですが,かなり多くのニセものが出回っているのだそうです.
おかしいのは,そのニセものを食べた人が「さすがあ・・ ○○産のコシヒカリだね」と言っちゃうことです.お米にかぎらず,ブランド品には,買う人の期待や思いが込められていて,実際の価値以上に「いいもの」「おいしいもの」という錯覚(さっかく=思いちがい)を起こしやすいところがあります.
一方,ブランド品ではなくても, 昔ながらの肥料をあげている(現在は工場で作られている化学肥料が大部分).農薬をできるだけ使わない.乾燥(かんそう)は機械じゃなくて天日干し(てんぴぼし=太陽と風で自然に乾燥させること)など,農家の人が手をかけて作ったお米は,ブランド米でなくてもおいしいのです.
それにとれたての新米は何を食べてもだいたい美味しいです.さらにご飯の炊き方も大切ですね.
名前や値段でものを選ぶのではなく,自分の目や舌で決めることが大切です・・・本当に価値のあるものを自分で判断することはとても大変なことです.でもとても大切なことなのです.そのためには失敗も含めて,いろんな体験をすることです.はなえさんもうんと遊んで,うんと勉強して自分で考えて判断できる人になってくださいね.
そうそう,ですから長崎にもおいしいお米がたくさんあるのです.あるはずです・・・
ゲンボー先生
教えて欲しいことが有りますなぜ魚沼コシヒカリは値段が高いのですか?いまがっこうで調べているんですが全然わかんないんです私のよそうは品種がめずらしかったり逆に伝統的なのではないのかとおもうのですがお答えをおねがいします。お返事待ってます
ゲンボー先生
みゆうさんメールをありがとう.ものの値段は作った(売っている)量と,買う人の数の割合で決まります.
たとえば,ダイヤモンドは高い宝石ですが,そこいらへんに落ちているくらいたくさんあったら,価値のないただの石ころになってしまいます.
お米にも同じことが言えます.同じお米でも魚沼産のコシヒカリは「おいしい」ので作られる量に対して,買いたい人(欲しい人)が多いために値段が高くなるのです.
魚沼産コシヒカリがたくさん作られたり,買う人が少なくなったら値段は下がります.
魚沼産に負けないくらいおいしいお米はいくらでもあるのですが,魚沼産のイメージができあがっているので,なかなかやすくなりません.こういうお米をブランド米と言います.ブランド米は他にもありますが魚沼産が一番ですね・・そのためにニセものがたくさん出回っているそうです.前(上)の人にも書きましたが,食べた人の大部分がそれに気がついていないということがおかしいですね・・・
ゲンボー先生
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