あさづまぶね
浅妻舟
Asazuma bune
江戸系 | 【花容】やや垂れた平咲き 【英数】三英 【花色】澄んだ青紫 【開花時期】6月中旬(2015年には6月17日に開花) |
分類 | : | 江戸系品種で、先端部がやや垂れた平咲きの三英花です。 |
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外花被 | : | 青紫色地で白色の筋が入ります。開花当日は澄んだ青色が濃く、次第に薄い青紫色になります。外花被の縁部は全体的に波打っています。 |
内花被 | : | さじ状で立ち上がらず、外花被片に付着するように水平に寝ています。花色は外花被片とほぼ同じ薄い青紫色です。 |
花柱枝 | : | 全体的に白色で、周縁部は外花被、内花被と同じく薄い青紫色です。ずい弁は2裂開して先端部は立ち上がっています。縁部は細かい鋸歯状となり、全体的に白色ですが、先端部や縁部は薄い青紫色です。 |
備考 | : | 明治時代に育成された品種であると言われています。1885年(明治18年)頃に育成との説もあります。「朝妻舟」と記載されている場合があります。開花初期や、光の当たり方によっては、鮮やかな青色に見えることがあります。葉の先端部などが黄色くなりやすい性質があるようです。 なお、本品種は青色が良く映えることから、青色花色を持つ花菖蒲の品種に大きく貢献した品種です。→「朝戸開」「青岳城」「伊豆の海」を参照。 |