なつすがた
夏姿
Natsusugata
新花(江戸花容) | 【英数】六英 【花色】白地に紫筋 【開花時期】6月上旬(2017年は6月15日開花) |
分類 | : | 白地に紫の筋が入る六英の新花(江戸花容)の品種です。 |
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花被 | : | 花容は平咲きですが、中心部から先端部に向かってゆるやかに垂れ下がります。白地に青い筋が入り、花径は15cm程度でやや小さめに見える中輪の品種です。この写真では6月15日開花で、やや早咲きの品種となります。 外花被と内花被が接合部では一緒になって付着したように重なる部分があります。1つずつの花被片の形状は楕円形で、白地に細い紫色の筋が入ります。筋と筋の間の白地の部分には、紫色の砂子状の粒子が見られます。アイの黄色部は細長くかなりはっきりしていて、花被片の先端部に向かって勢いよく伸びています。 |
花柱枝 | : | 白色で、よく見ると紫色の砂子状の粒子が細かく入っています。小さく、やや斜め上に向かって上がり、ずい弁は大きく内に巻き、くも手状の構造をしています。やや淡い紫色の砂子状の模様が入ります。 |
備考 | : | 1953年(昭和28年)に伊藤東一氏により育成された、新花(江戸花容)の品種です。同じ品種名に「伊勢系」の品種「夏姿」がありますが、こちらとは別の品種です。 伊藤東一氏は、他にも「相生、濡燕、夕富士、太平洋、一天四海、乙女の衣、恩恵、磯隠、磯紫、和風、芙蓉峰、雲井鶴、殊勝、夢の里」などがあります。 |