みよのはるA
御代の春A
Miyo no haru A
伊勢系 | 【花容】垂れ咲き 【英数】三英 【花色】淡い桃色 【開花時期】6月中旬 2019年は6月22日開花 |
分類 | : | 伊勢系で垂れ咲きの三英花です。 |
---|---|---|
外花被 | : | 淡い桃色がかった白色地で、花被片の全体に細かい縮緬状構造が見られます。また、周縁部には紅紫色の糸覆輪が見られます。 |
内花被 | : | 外花被と同じく淡い桃色がかる白色地で、紅紫色の糸覆輪が見られます。内花被には外花被のような縮緬構造は見られません。 |
花柱枝 | : | 白色地で、中心部はクリーム色の筋が入っています。また、ずい弁には著しい「クモデ構造」が発達し、外花被や内花被と同じく紅紫色の糸覆輪が見られます。 |
備考 | : | 遠くから見ると、白色に見えますが、伊勢系特有の縮緬構造がしっかりと見られます。また、全体が白色の中で、ひときわ紅紫色の糸覆輪が目立って見えるという特徴があります。「御代の春」には、伊勢(現在の三重県)松阪地方(まつさか)の青木家で保存されてきた品種と、同じく三重県津市で保存されてきた同名の品種があります。これらは、形質が異なるため、混同を避ける目的で松阪地方の品種を便宜上、「御代の春A」、津市のものを→「御代の春B」参照、と命名しています。 本品種は、「御代の春A、または青木家御代の春」と称しています。1904年以前に育成されたと言われています。 |