あさか
安積
Asaka
大船(例外、江戸花容) | 【花容】やや垂れた平咲き 【英数】三英 【花色】紫色 単色 【開花時期】6月中旬 2022年は6月11日開花 |
分類 | : | 江戸系の「古花」です。3英花の中輪花。 |
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外花被 | : | 細長い楕円形で肩の部分が内巻き、ひねったようになります、赤紫色の単色で濃い紫色の細かい筋が入ります(8×6cm)。アイ周辺部のハローは青紫色です。アイの黄色の周りが白色で非常に目立ちます。 |
内花被 | : | さじ状で細長く直立しており赤紫色(3×2cm)です。 |
花柱枝 | : | 薄い黄色みがかった白色で、中心部に白色の筋が入っています。先端部は2裂開してずい弁が形成されます。ずい弁は花被と同じく紫色で内に巻いています。先端部は丸弁。 |
備考 | : | 野生のノハナショウブをそのまま大きくして、花被片を丸くしたような形状です。赤紫色で単色ですが、黄色のアイの部分が非常に目立ちます。花径は18cm。花茎長は60cm。葉幅は2cmでやや下垂します。肩の部分に白筋や、白色の絣模様が若干入る個体があります。また、花柱枝は白色にならず、紫色が入る場合もあります。 同じ品種名の「安積」で、1921年(大正10年)に神奈川県立農事試験場で育成された品種(大船、例外)がありますが、こちらも三英花、外花被片のアイの周縁部の色、花柱枝が紫色で、大きさや形状が本品種の「江戸古花」と似ています。ただし、本品種は、花柱枝の中心部が明らかに白色で、アイの周りに白色がなく青紫色であることがなので区別がつきます。これらの形質は、本年から経年で調査して固定した形質なのか、あるいは環境変異によるものか、枝変わりを生じたものかについては順次、このホームページで公開します。(→「安積」 大船[例外])を参照してください。 |