あおいまつり
葵祭
Aoimatsuri
江戸系 | 【花容】平咲き 【英数】三英 【花色】白 紫脈/中輪 【開花時期】6月中旬 |
分類 | : | 平咲きの江戸系の三英花です。 |
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外花被 | : | 円形で若干の波打ちがあります。白地にうすい紫色の筋が入ります。花被片の周縁部が内側に巻いた結果、「受け咲き」のように見えることもあります。群生している写真は明治神宮で撮影したものですが、そのように見えます。 |
内花被 | : | 太くて短く、斜め上に立ちあがります。赤紫色で白色の糸覆輪があります。 |
花柱枝 | : | 紫色です。葵形同様、花柱枝と同じ大きさに見えるので内花被が多弁化しているように見えます(→葵形を参照)。 |
備考 | : | 江戸時代に育成されたと言われていますが、年代は不明です。本品種は本学と明治神宮との共同研究によって分譲されました。 |
研究論文 | : | 田淵俊人・平松渚・中村泰基・坂本瑛恵.2008.日本伝統の園芸植物,ハナショウブの特性に関する研究3.明治神宮の花菖蒲(林苑)における土壌,および水質について.園芸学研究7(別2)578. |
概要 | : | 明治神宮・林苑と本学との共同研究により、当地の土壌、および水質の調査を実施しました。その結果、湧き水の出ている部分から下流域までの水、土壌ともpH=6.5、COD価=4〜8(土壌)、8(水)、NH4-Nmg/L=0.2で、これは他の植物園と比較して施肥過多ではなく、ノハナショウブの自生地に近い値を示しました。都心の湧き水による栽培環境下で、本州中部の自生地とほぼ同じ水質、土壌特性を示していることは特筆すべきことです。ただ、栽培品種の花菖蒲を植え付ける場合には、施肥量を増やすなどの検討も必要です。本研究成果は明治神宮当局にもアドバイスをさせていただきました。 |