すわはらじょう
諏訪原城
Suwaharajho
新花(江戸花容) | 【花容】平咲きで先端垂れる 【英数】三英 【花色】白地に薄い青紫色のかすかな絣と青紫色の筋が入る 【開花時期】4月下旬〜 ※2018年4月30日撮影:大学院修士課程2年・唐澤健太、学部4年・知野奈苗、文章・写真 |
分類 | : | 新花(江戸花容)の平咲き三英花です。2色花。 |
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外花被 | : | わずかに紫がかった白地に、薄い青紫色のかすかな絣と鮮やかな青紫色の筋が入ります。丸弁で縁にはフリルが生じ、平咲きですが先端が垂れます。 |
内花被 | : | 薄い青紫色の地に、外花被と同様の鮮やかな青紫色の筋が入ります。楕円形で先端が丸い大きな弁が特徴です。縁には、ごくわずかに白い絣が入ります。 |
花柱枝 | : | クリーム色の地に外花被と同様の薄い青紫色のぼかしが入ります。また、丸くて大きい弁が特徴です。弁は立たず、わずかに紫がかった白地に薄い青紫色の筋が入ります。 |
備考 | : | 江戸系のなかでも極早生の品種です。草丈は低く、40cmほどです。花径は15cmの中輪です。比較的単純な構造と淡い色合いをしていることから単独で観賞するよりも開花した株を集合させた「群生美」を鑑賞する方法に向いています。 薄い青紫色の地に、外花被と同様の鮮やかな青紫色の筋が入ります。楕円形で先端が丸い大きな弁が特徴です。縁には、ごくわずかに白い絣が入ります。 1995年に育成されたと言われていますが作者は不明です。この品種などを用いて本学では早咲きの栽培法について研究中です。この品種は見事に4月中に開花させることができました。一般に、早咲きの品種は花器官が劣化する傾向がありますが、この品種の場合は栽培管理法により外花被片や内花被片の細胞伸長が行われたので、この技術の研究と普及に努める予定です。 |
撮影法 (室内) |
: | 5枚とも白色蛍光灯の屋内で撮影しました。本品種は白色が強く、直射日光の下では花被片が強く反射して白くなってしまい、わずかな絣や筋、縁のフリルを際立たせる陰影が見えにくくなります。平咲きですが外花被の先端部が垂れているため、真上から観賞するよりも、やや斜め上の視点から観賞すると平咲き特有の「肩」に丸みを帯びた美しい形を楽しむことができます。 写真撮影法を参照してください。 |