しかいなみA
四海波A
Shikainami A
伊勢系 | 【花容】垂れ咲き 【英数】三英 【花色】薄い青藤色 【開花時期】6月中旬 2019年は6月12日開花 |
分類 | : | 伊勢系の、垂れ咲きの三英花です。 |
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外花被 | : | 丸弁で大きく波打ち、白地に紫色のぼかしがあり、花被片の先端部ほど青紫色のぼかしの部位は大きくなります。外花被縁部は特に波状で、縮緬構造が良く発達しています。青紫色の細い筋が入ります。外花被片全体が大きく下垂するので「大垂れ咲き」とも呼びます。 花径は15cm程度です。 |
内花被 | : | さじ状で大きく、水平に伸長して「寝たように」見えます。赤紫色地で中心部には青紫色の筋があり、周辺部は紅紫色の絞りが入ります。周縁部は細かい鋸歯状となりゆるやかに波打っています。また、周縁部には白色の覆輪が入ります。 |
花柱枝 | : | 白色地ですが、青紫色のぼかしが外花被片と同様に入ります。花柱枝に沿ってへこみのある筋が目立ち、波打つような形状となって発達し、先端部のずい弁は著しく内巻きとなって、端は分枝して、「くも手構造」がよく発達します。 |
備考 | : | この写真の個体は、1904年(明治37年)、現在の三重県松坂地方で育成・栽培されてきた品種で、津市でも同名の品種があるため、松坂地方の「四海波」を「A」、津市で育成・栽培しているものは「B」として区別しています(四海波Bを参照)。 |