更新日 2024年7月22日
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ざ ぐれーともがーる
ザ グレートモガール
The Great Mogul
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| 米国（例外） | 【花容】垂れ咲き 【英数】三英 【花色】紅紫色 【開花時期】6月上旬 2022年は6月17日開花 |
| 分類 | ： | アメリカ（例外―育成系統が不明）であるが、花の形状が江戸花容、あるいは伊勢花容にも見える品種で、垂れ咲きの三英花です。 |
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| 外花被 | ： | 丸弁で非常に大きく（9×9cm）、紅紫地で肩の部分には皺があります。花被片は大きく軸方向に内巻きになります。アイの周辺部のハローはやや濃い赤紫色で、この部分から黄色の筋が1本と、数本の短い白色の筋が見られます。 |
| 内花被 | ： | へら状で幅広く（4×3cm）、内巻きです。大きく軸方向に立ち上がります。外花被と同色の紅紫色です。 |
| 花柱枝 | ： | 芯は白色で、花被片の赤紫色とコントラストがあり非常に目立ちます。先端部ほどやや太く、周縁部は紅紫色です。先端部は2裂開し直角に立ち上がるようにしてずい弁が発達します。ずい弁は外花被と同色の紅紫色で基部はわずかに白い筋が入ります。 |
| 備考 | ： | アメリカ人のペーン氏により1956年（昭和31年）に育成された品種です。アメリカ人のペーン氏により育成された品種は、第二次世界大戦後に収集されたハナショウブの品種の中から選んで育成されました。「江戸系」を交配して育成したので、「江戸系」であるとする説もありますが、何系を用いたかは不明です。 このホームページでは育成者がアメリカ人であり、アメリカ人の視点から見た美的感 覚を反映する品種として捉え、敢えてアメリカ系（ただし、由来系統は不明なので例外）としています。紅赤紫色の大きな花被片と、白色の花柱枝を持つ大輪です。 花径は20cm以上、花茎長は80cm以上の巨大輪です。わが国では、この品種は目立つので人気の高い品種ですが、花菖蒲園では草丈が大きくなり、花も大きいので倒伏するので、ほとんど見かけない品種です。 |
| 文献 | ： | 田淵俊人．2016．アメリカ人によるハナショウブの育種―国外で認められた日本伝統の美．『花の品種改良の日本史』（柴田道夫監修．悠書館，東京．254―255． |
