ながいふるむらさき
長井古紫
Nagaifurumurasaki
長井(例外) | 【英数】三英 【花色】紫 中小輪 【開花時期】2019年6月15日開花 |
分類 | : | 花色全体が青みを帯びた紫色をした垂れ咲きの三英花で、山形県の長井地方に伝わる花菖蒲品種の一つです。「長井小紫」とは分けています。 |
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外花被 | : | 紫色の単色で、アイの周辺部のハローの部分は青みがかった紫色です。青紫色の脈が目立ちます。 |
内花被 | : | 細長いひし形で上部に向かってまっすぐに伸びています。花色は外花被片とは異なり赤紫色で、基部は「長井小紫」のように白色はなく、白筋もない特徴があります。 |
花柱枝 | : | 中心部は赤紫色で、周縁部には白色の細い色覆輪があります。花柱枝全体が白色の「長井小紫」とはこの点で区別するようです。ずい弁は先端部で2裂となり、先端部は白色となります。この写真では細かいくも手になっています。 |
備考 | : | 明治43年、山形県長井市に開園された「長井あやめ公園」で保存されていた花菖蒲の品種の一つで、長井市の近隣、飯豊町萩生(いいでまち・はぎう)周辺のノハナショウブ由来の花菖蒲です。「長井小紫」と同様に、「長井あやめ公園」に集められ、それらの中から命名された品種と言われています。本品種は、一般に普及している「長井小紫」に非常に良く似てますが、「長井古紫」と書いて、「ながいふるむらさき」と呼ぶようです。 |
参考 | : | 長井市ホームページ |