きりがみね
霧ヶ峰
Kirigamine
吉江(例外) | 【花容】やや垂れた平咲き三英 【花色】 紅紫 【開花期】 5月下旬〜6月上旬(2018年6月7日開花、撮影:知野奈苗) |
分類 | : | 吉江(例外)、江戸花容でやや垂れ咲き気味の三英花です。 |
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外花被 | : | 丸弁で大きく、紅紫色の単色花です。花径は15cm程度でアイの黄色部が非常に目立ちます。脈は濃い紅紫色です。 |
内花被 | : | 槍状で直立し、紅紫色で白色の細い糸覆輪が入ります。 |
花柱枝 | : | 紅紫色で先端部は裂開してずい弁が発達します。ずい弁は紅紫色で大きく内巻きになります。先端部は丸く白い糸覆輪が入ります。 |
備考 | : | 1975年(昭和50年)に吉江清朗氏が極早生品種育成を目標にして作出した品種です。 「伊那小町」。花菖蒲園の開花期間を延長するには適した品種です。ノハナショウブを非常に大きくしたような花容をしています。草丈は1m近くになり花茎がやや細いので倒伏しやすい品種です。なお、ハナショウブの鑑賞は、屋外で群生美を楽しむ「江戸系」、個々の花をしっかりと楽しむ「肥後系」「伊勢系」がありますが、本品種は群生しているのを鑑賞するのに適しています。 |