はごろも
羽衣
Hagoromo
伊勢系 | 【花容】垂れ咲き 【英数】三英 【花色】紅紫 【開花時期】6月初旬〜中旬 |
分類 | : | 垂れ咲きの三英花です。 |
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外花被 | : | 丸弁で紅紫色の地に、基部(アイの周辺)には白色の筋が入ります。肩の部分が丸く張って見えるのが特徴です。周辺部は波打ってフリルを形成し花被片全体に細かい皺が入ります。 |
内花被 | : | 楕円形で幅広く、斜め上方向に広がります。周縁部はフリルが入ってやや内巻きとなり、外花被片と同じ紅赤紫色で、基部(底)の部分は白色になります。 |
花柱枝 | : | 長さは短く白色です。先端部は2裂開してずい弁となります。ずい弁は円形で寝た状態になり、先端部は丸く花被片と同じ紅紫色です。 |
備考 | : | 1904年(明治37年頃)に三重県松坂市で育成されたと言われていますが育成者 は不明です。典型的な伊勢系の品種群(Group、国際栽培植物命名規約、1995年 による。『園芸学』金浜耕基編、2009)の特徴を表し、外花被が大きく発達する 三英花で、外花被片が大きく垂れるのが特徴です。本品種の特徴は「丸肩」でやや肩部が張ったようになること、花柱枝の部分(芯)が白色でにぎやかに見えることです。垂れ方は、冨野(1967)の分類によれば、@富士型(裾野をひく富士山のように穏やかに斜め下に向かって垂れる A地蔵型(丸みを帯びた垂れ方) B怒り肩(肩を張ったようにして垂れるもの)に分けられますが、本品種は、Bの「怒り肩」に該当します。 |
引用文献 | : |
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