えんざんのつき
遠山の月
Enzan no tsuki
大船系 | 【花容】平咲きで、開花が進むにつれて先端部が下垂する垂れ咲きになります。 【英数】六英 【花色】純白色 花径は10〜15cmの中輪 【開花時期】2023年は5月29日に開花。基本的に早生品種。 |
分類 | : | 大船品種群に属し(例外)、江戸花容です。 |
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花被片 | : | 円形で純白です。平咲きで開花が進むと、花被片の先端部がおおらかに下方に垂れ下がる六英花です。純白色の六英花で、花被片の質は硬い方です。開花当初は花被覆片の中心部や周縁部は皺が入りますが、次第に伸長して平滑になります。 |
花柱枝 | : | クリーム色です。太くて短く、上方に向かって立ち、しばしば4〜5裂となることがあります。先端部のずい弁は爪状で内側にまいたようなさじ状をしています。やや内側に向かって立ち上がるので、花の中心部にまとまったように見えます。 |
備考 | : | 開花初期には、花被片の縁部が内側に巻き込む場合があります。暗い場所で見ると、白色が目立ちます。おおらかに花被片の先端部が垂れる品種で、早生品種なので5月下旬から開花し始めます。1915年(大正4年)に神奈川県立農事試験場(現在のフラワーセンター大船植物園)の宮沢文吾博士によって育成されました。 |