えんぼすと
エンボスト
Enbossed
アメリカ(例外) | 【花容】平咲きで先端部は下垂 【英数】六英 【花色】白 【開花時期】6月中旬〜下旬 (2023年は6月18日開花) |
分類 | : | アメリカ(例外)で、基本的に平咲き、開花後2日目には先端部が下垂します。 |
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花被片 | : | 外花被片に該当する部位は広楕円形で、ねじれや皺が多く発達します。内花被片の部分は、細長い楕円形で不規則で、内巻き、皺が入ります。 花色は、白地に濃い青紫の筋が入ります。筋は周縁部に行くにつれ分岐し細くなっていき、周縁部は筋なくり白地のみになります。アイの黄色部周辺はやや白く、部分的に青紫のスプレーをかけたような絞りが入ります。 |
花柱枝 | : | 花器官の中心部で軸方向に立ち上がり、色は青紫地で中心には紫色の筋が入っています。ずい弁の周縁部は白色で鋸歯が発達します。 |
備考 | : | アメリカでの育成ですが、育成者や年代などの詳細は不明です。外花被に見られる青紫色の筋は、地の色が白色のためよく目立つのがこの品種の特徴です。雄蕊が著しく花被片化して、肥後系でいう「飾り花」が多く形成されます。 江戸系品種の「神代の昔」と似ていますが、エンボストは花被片が硬く、水平方向に伸長しますので、花容で見れば「江戸花容」となります。 花径は16p程度で、花茎が細く弱いので、花器官の向きが一定しないようです。 |
文献 | : |
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