あけぼの
曙
Akebono
伊勢系 | 【花容】垂れ咲き 【英数】三英 【花色】薄い桃色 【開花時期】6月初旬〜中旬で2022年は6月12日開花 |
分類 | : | 伊勢系の古花。垂れ咲きの三英花です。 |
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外花被 | : | 形状は円形で(6×6cm)、大きく波打ち、肩が張った状態の地蔵型、あるいは怒り型にも見えます。肩の部分は内巻きで大きなウエーブを描いたように見えます。全体的に白色で、薄い紅色の細い筋が入ります。脈と脈の間は淡い桃色(ぼかし)です。皺は少なく平滑です。 |
内花被 | さじ状で大きく、開花当初は軸方向に立ち上がります(4×3cm)。外花被片よりも濃い紅紫色(桃色)です。開花が進むにつれて平行方向に伸長します。表面は細かく波打ち、縮緬状構造が発達します。 | |
花柱枝 | : | 大きく水平方向に伸長し、湾曲して硬く、先端部は2裂開して扇型の大きなずい弁が発達します。先端部はくも手が入ります。白色で、周縁部は桃色です。 |
備考 | : | 1907年以前(明治40年以前)の育成とされている伊勢系品種群の古花ですが、育成者などは不明です。全体的に花被片が大きく波打って垂れ、一見は白色で、紅色の薄い筋が入り、内花被片が大きく立ち上がって濃い桃色です。特に内花被片が大きくて濃い桃色で目立ちます。非常に清楚で上品に見える品種です。 花径は15cm程度、花茎長は50cm。あまり普及していない品種で、本学では2022年にやっと開花しました。同じ品種名「曙」には、大船[例外]、肥後系もありますので、注意が必要です。 |
文献 | : |
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