TOP > 研究テーマ02「花菖蒲」 > 02-2. 文化財としての価値 - 今後の展望
暦がなく季節の到来を植物に頼っていた時代には、ノハナショウブはどのような役割を果たしていたのでしょうか?外被片の基部にある黄色い部分(アイ)は、一般には昆虫を寄せるための蜜標と呼ばれています。稲作文化との結びつきはなかったのでしょうか?
現在は機械によって地面ごと、平らにして区画整備をしてしまうのでノハナショウブを発見することは稀なので、調査数を増やすことは困難ですが、そのような場所があった場合には継続した調査が必要になります。稲作文化とどのようにして結びついているのでしょうか、さらなる現地調査が必要でしょう。
撮影(田淵原図)