TOP > 研究テーマ01「トマト」 > 01-2. 栽培種のトマトとは? -どのような魅力があるでしょうか?
もちろん、そのまま食べてもおいしいのですが、スパゲッティやパスタ料理には欠かすことができない重要な「味の元」です。食卓に魅力的な彩りを添えてくれる貴重な野菜であるとともに、カレーライスやシチューなどにも入れて食べると絶品といえるでしょう。
さらに、「うわー、おいしいなあ!」と感じる成分(グルタミン酸-うまみの成分とされるアミノ酸)を多く含んでいます。さらに、各種のビタミンなどの元気になる成分がたくさん含まれています。
また、西洋には、「トマトが赤くなると、医者が青くなる」ということわざがあります。これは、各種の豊富なアミノ酸やビタミン類を多く含むからに他ならないのです。栄養に富むのでトマトを食べる人は病気にかかりにくいという意味なのでしょう。
特にここ数年、世界中のホットな話題を集めているのが完熟果実の赤色の素になっている「リコペン」という成分です。この色は以前はあまり意味のないものと思われていたのですが、今では我々の体内にできる悪い物質(活性酸素など)をきれいに除いてくれることがわかっています。つまり、生活習慣病を予防する作用があることがわかってきたのです。ですから、トマトを食べるとおいしいし、元気も健康も得ることができて一挙両得、というわけなのです。
トマトは、食生活を豊かにする元気印付きの野菜といえるのです!