TOP > 研究テーマ01「トマト」 > 01-1. 野生種トマトとは? - 今後の展望
そこで、まず、
1.きちんと分類して保存する。
2.種ごとでなく山や川ごとに分けて種子の維持・保存にあたる。現地は険しい山地と渓谷に隔てられて、同じ種といえども系統として隔離分布しているために、まったく異なった形質(機能性の種類や強さが異なる)を有することが知られています。例えば、ダーウインの進化論で有名なガラパゴス諸島では、島ごとに野生のトマトの色、形、大きさ、性質がそれぞれまったく異なっています。
3.保存した植物について、どのような役立つ機能性を保有しているか、探し当てていくことがメインテーマになります。何かを探し当てる - そのメカニズムを知る(なぜ?の部分) − 応用に持っていくための手段を考える、植物から謙虚に何かを見つけ出してください。 野生種トマトの種子は、アメリカ・カリフォルニア大学のトマト遺伝資源研究センター(UC Davis、Tomato Genetics Resource Center)と共同で保有して研究にあたっています。
国際会議でも数々の発表を行って高い評価を得ています。これまでの研究で塩類や乾燥に強いことがわかった野生種のトマト(砂漠地帯に自生するトマトもあります)と国際会議で友好関係にある「トマト仲間」たち