本学・6号館の入り口における花菖蒲の展示風景
展示を終わって、満悦の大学院生
本学では、2000年より花菖蒲の開花時期に合わせて学内・農学部校舎入口に花菖蒲を展示しています。花菖蒲園に行くことも重要ですが、学内で多くの学生に親しんで戴く機会も提供しています。花は美しく見て楽しむものであることを理解すると同時に、形態学的、生理学的、園芸学的知見を得ることができる「感性」を磨く効果のある「アクティブ・ラーニング」の場を提供しており、一定の効果を得て、学生さんにも好評のようです。
実際には、講義科目「1年次教育101(大学入学時における初年次教育)」、2年次には「植物形態学」、「植物生理学」、「園芸学」、3年次に領域に配属されてからは1年前から栽培管理方法を学びます。1年次〜3年次までは日本語で「私の好きな花菖蒲品種」をレポートにし、大学院生の「園芸学特論」では、わが国の伝統的な文化を海外の方々に正確に紹介できるよう、「私のお気に入りの花菖蒲品種」を英語でレポートし、プレゼンテーションも講義も全て英語で行う講義を展開しています。
2017年6月23日には、「園芸学特論」を受講している大学院生全員による、英語でのプレゼンテーションが行われ、英語で書いたレポートは花菖蒲の前に陳列され、多くの学生の模範となりました。植物「を」語るのではなく、植物「で」多くを語る、生き物をしっかりと見る効果があったと感じています。
以下に各自の「お気に入りの花菖蒲品種」を掲載いたします(事前に全員の掲載許可を得ております。クリックすると拡大表示されます)。