リベラルアーツ学部 リベラルアーツ学科 履修案内
カリキュラムの特徴
(1)3−2−3セメスター制
4年間(8セメスター)を、3期に分けて学習を発展できるように計画されています。
1.第1・2・3セメスター 導入期(構想力を養う)
どの分野にも関わる基礎科目を多様な観点から履修し、視野を広げ、メジャー(専攻)選択の指針を得ます。
2.第4・5セメスター 発展期(実践力を養う)
メジャー(専攻)を定めて、各自の計画に基づいた基礎力を養います。また、実践の場で学ぶことを奨励し、実験・実習などの学びのスタイルを取り入れ、フィールドワーク・長期留学・企業実習などキャンパス外での学びの場を活用し、多くの演習科目を履修しながら、各自の学びを実践します。
3.第6・7・8セメスター 専攻期(推進力を養う)
様々な実践、演習で得られた学びのスタイルをさらに発展させて、卒業プロジェクトに取り組むなど研究を深めます。
(2)必修科目
第1〜3セメスターまでの間には、すべての学習の基礎となる科目が必修科目として用意されています。コミュニケーション力を養うため、日本語・英語・デジタルを駆使し、書く力・話す力・表現する力を集中的に学びます。また、リベラルアーツの広い分野を総合的に学ぶリベラルアーツ入門、将来のキャリアプランを考えるキャリアセミナーも用意されています。
(3)メジャー制
リベラルアーツ教育の基礎基本を学習したのち、各自の目標に従い、第4セメスターより各自の専攻(メジャー)を決定し、メジャーごとに指定されたプログラムによって、学習を進めます。ダブル専攻も可能です。
1.日本学
言語・文学・歴史・伝承・思想・社会などの面から日本文化の全体像を多角的に理解し、世界に向けて日本を発信できる知識と能力を養います。中学校・高等学校教諭(国語)・日本語教員にふさわしい資質と専門性の獲得を目指します。
2.英語コミュニケーション
異文化理解の基本であるコミュニケーションの機能を、多様な実践の場や留学生との交流、共同学習を通して身につけます。第2言語習得理解のしくみ、英語教材・教授法の研究などを行い、小学校英語指導者および中学校・高等学校教諭(英語)にふさわしい資質と専門性の獲得を目指します。
3.こどもと心理
こどもの「心と言葉・認知」の諸問題に様々な研究方法をもってアプローチすることで、複雑なこどもの言語・認知発達と心のメカニズムを分析・解明していきます。
4.都市コミュニティ
現代の都市生活で生じている様々な課題への取り組みを通じて、都市という場所における人々の相互作用や、意識・行動の集合的傾向、またそれらと社会的事象との関連をフィールドワークなどを通し考察していきます。
5.ライフデザイン
暮らし、学び、科学、デザインをキーワードにして、学習環境や暮らしのデザインを研究します。さらに、身体・心・社会関係などの多様な問題を探り、この解決法の基盤となる科学技術・科学学習の知見を広める科学教育のナビゲータを目指します。
6.芸術と文化
人間生活の中の芸術と文化の関わりについて、美術、音楽、演劇、メディアアートなどの分野から学び、芸術の実践的理解を深めます。
7.生命と環境
自然と人間、地球環境、脳科学などライフサイエンスを総合的に学びます。人と環境の関係を見つめながら、新しい人間観や産業技術の発展への貢献を目指します。
(4)オフキャンパス・スタディーズ
多様な学びのスタイルを推進します。フィールドワーク、インターンシップ、留学、調査、実験、実習、製作など、キャンパス外での学びの場を提供し、現場で学ぶことを奨励します。主に発展期(第4・5セメスター)で実施します。
1.オフキャンパス・スタディーズ(学外での実習等)の単位認定に関する規定
下記の科目については、オフキャンパス・スタディーズ科目とし、国内外の相当の教育機関、企業等において履修修得されたものを認定します。
「フィールドワークA〜C」「学外実践実習A〜C」「海外特殊研究A〜C」「インターンシップA〜C」
2.オフキャンパス・スタディーズ科目の事前登録手続
(a)オフキャンパス・スタディーズ科目の開講に関するガイダンスに出席する(第2セメスター)
(b)教務担当教員に履修申し込みを提出
(c)教務担当者会、主任会、教授会で審議の上、履修許可
(d)履修
3.オフキャンパス・スタディーズ科目の単位認定
(a)履修終了後、次セメスターの履修登録期間に単位認定申請書を教務担当教員に提出
(b)教務担当者会で認定審査
(c)主任会、教授会の承認を経て単位認定
卒業要件
(1)コア科目のうち、全人教育・FYE科目群10単位を修得していること。
(2)コア科目のうち、言語表現科目群・社会文化科目群・自然科学科目群・総合科目群の各科目群から4単位以上を含み、24単位以上(上限32単位まで)を修得していること。
(3)リベラルアーツ学科科目群の導入科目群のうち、必修科目22単位を修得していること。
(4)リベラルアーツ学科科目群のうち、各専攻メジャー履修プログラムの指定された、必修科目8単位を含み、導入科目群から16単位以上、発展科目群から12単位以上を修得していること。
(5)上記要件を全て満たし、合計124単位以上を修得していること。
卒業までの単位配分
リベラルアーツ学科を卒業するためには、大学で規定する卒業に必要な総単位124単位を修得しなければなりません。
科目群 | 科目分類 | 必要単位 |
---|---|---|
コア科目群 | 全人教育・FYE科目群 | 10単位 |
言語表現科目群 社会文化科目群 自然科学科目群 総合科目群 |
24単位以上32単位まで (4単位以上) (4単位以上) (4単位以上) (4単位以上) |
|
導入科目群 | 必修科目 必修選択科目 |
22単位 16単位以上 |
発展科目群 専攻科目群 |
必修選択科目 | 各専攻メジャー別履修プログラムの指定科目を含む22単位以上 |
関連科目群 教職関連科目群 リベラルアーツ学科選択科目 他学部開講科目 単位互換科目 等 |
自由選択科目 | 任意 |
卒業に必要な単位数 | 124以上 |
履修上の留意事項
「プロジェクトセミナーI」「プロジェクトセミナーII」「プロジェクト」は、この順で履修しなければなりません。
履修条件
(1)第2セメスター(1年次秋)終了時における進度チェック
(2)第3セメスター(2年次春)終了時における進度チェック
(3)第4セメスター( 2年次秋)終了時における進度チェック
(4)第5セメスター( 3年次春)終了時における進度チェック
教職課程受講条件
教職課程履修規定および教職課程履修規定細則に定められていますが、リベラルアーツ学部における規準を以下のとおりとします。
(1)受講許可規準:第2セメスター終了時の累積GPAが2.40以上であること
(2)継続許可規準:第4セメスター終了時の累積GPAが2.40以上であること
資格
各資格修得のための履修要件は、別途定めます
*日本語教員
*J*Shine(小学校英語指導者)
*環境マネジメントシステム内部監査員
*環境再生医初級
(社会調査士、認定心理士については、第1セメスターで行われるガイダンスに参加すること)