一年次教育
現在、多くの大学で一年次教育の充実を図っていますが、中には高等学校の授業内容の補習が中心となっているものもあります。玉川大学の一年次教育はそれとは大きく異なり、大学での授業をいかに効果的に受講するか、4年間の大学生活の中でどのように人生の目標を設定し、キャリアデザインを行なっていくかに重点を置いています。それは、4年間という限られた期間で専門知識を蓄え将来の目標を確立するためには、入学した1年目、スタートの時期こそが重要だと考えているからです。
そのために、コア科目の全人教育・FYE科目群に「一年次セミナー101」と「一年次セミナー102」を必修科目として設置しています。学生一人ひとりが目的意識を持って大学での学習と生活に臨めるように、この科目を通して大学がバックアップします。
第1セメスターでは「一年次セミナー101」が必修です。
大学の授業は高等学校の授業の延長ではありません。与えられた知識を記憶するだけではなく、いかに理解し、自分のものとして活用していくかが重要となります。そのためにはどのような気持ちで学習に臨み、どのように授業を受ければよいのかを考える必要があります。これからの授業をより効果的に受講するために、「一年次セミナー101」では大学で学ぶ意義を考え、授業に臨む姿勢や授業の受け方、さらに学習ツールとしてのコンピュータの利用方法やライティングを学習します。
第2セメスターでは「一年次セミナー102」を必修科目として受講します。
大学生活をいかに過ごすかは、皆さんのこれからの一生にとって重要な鍵となります。大学での4年間を有意義に過ごすためには、将来の目標を早期に設定することが大切です。自分を省みて、自身の優れた部分や適性を把握し、それに合った目標設定ができるよう、「一年次セミナー102」では、働くことの意義や将来の人生設計など、一人ひとりが将来の目標を立てるための知識と方法を学習します。また、社会人として必要な物事の考え方や倫理観、健康・精神面の自己管理、自己責任についても考えていきます。
一年次教育
主な内容
春学期 |
秋学期 |
なぜ大学で学ぶのか |
社会生活とメディア |
時間管理の技術と戦略 |
新聞活用の方法 |
ノートをとる |
時事問題への取り組み |
試験を受ける |
コンピュータ情報にどう向かい合うか |
効果的な学習方法と記憶方法 |
ボランティア活動について |
学問とは何か |
セルフマネジメント |
読書の方法 |
キャリアデザイン |
文書作成の方法 |
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大学の支援資源の活用方法 |
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