GPA制度
科目履修にあたっては、単位の修得のみならず、優れた成績評価を得るよう努力しなければなりません。そこで、玉川大学では、学生個々の学習達成度の評価法としてGPA(科目成績平均値)制度を導入しています。
評価 |
成績値 |
評価点 |
S |
4.00 |
90〜100 |
A |
3.00 |
80〜89 |
B |
2.00 |
70〜79 |
C |
1.00 |
60〜69 |
F |
0 |
59以下 |
|
|
GPA は次のようにして算出されます。
*P評価の科目は、GPAに算入されません。 |
|
GPA(Grade Point Average)
【GPA計算例】
第1セメスター終了時の単位修得状況と評価が次のような場合を例に、GPA計算をしてみます。
科目名 |
評価 |
単位 |
全人教育論 |
A |
1単位 |
一年次セミナー101 |
S |
2単位 |
体育I |
S |
1単位 |
音楽I |
S |
1単位 |
情報教育 |
A |
1単位 |
アカデミック・ライティング |
F |
2単位 |
心理学 |
B |
2単位 |
芸術と生活 |
S |
2単位 |
教育学概論 |
A |
2単位 |
現代文明論 |
C |
2単位 |
英語リテラシーI |
B |
2単位 |
情報リテラシーI |
C |
2単位 |
|
(1) |
各科目の評価を数値に換算します(この数値を成績値といいます)。
S=4、A=3、B=2、C=1、F=0
*P評価の科目は、GPAには算入されません。 |
(2) |
その成績値に該当する科目の単位数を掛けます。
式1:3×1(「全人教育論」の単位数)= 3
式2:4×2(「一年次セミナー101」の単位数)= 8
式3:4×1(「体育I」の単位数)= 4
式4:4×1(「音楽I」の単位数)= 4
式5:3×1(「情報教育」の単位数)= 3
式6:0×2(「アカデミック・ライティング」の単位数)= 0
式7:2×2(「心理学」の単位数)= 4
式8:4×2(「芸術と生活」の単位数)= 8
式9:3×2(「教育学概論」の単位数)= 6
式10:1×2(「現代文明論」の単位数)= 2
式11:2×2(「英語リテラシーI」の単位数)= 4
式12:1×2(「情報リテラシーI」の単位数)= 2 |
(3) |
式1 から式12 の答えの合計を求めます。
式13:3 + 8 + 4 + 4 + 3 + 0 + 4 + 8 + 6 + 2 + 4 + 2 = 48 |
(4) |
履修した12 科目すべての単位数の合計を求めます(F 評価の科目の単位数も合計に含めます)。
式14:1 + 2 + 1 + 1 + 1 + 2 + 2 + 2 + 2 + 2 + 2 + 2 = 20 |
(5) |
式13 ÷式14 でGPA を算出します(割り切れない場合は、小数点以下第3 位を四捨五入します)。
式15:48 ÷ 20 = 2.40 |
これが、第1セメスターのGPAです。
GPAの数値を卒業要件に定めている学科もあります。
また、基準以上のポイントに達していないと、教職課程の受講が許可されない場合や、SAEプログラムに参加できない場合もあります。さらには、ゼミや研究室を選択する際の優先順位がGPAによって決められたり、玉川大学大学院の学内推薦の基準になるなど、GPAはさまざまな場面で使われます。
なお、GPAはセメスター末に各家庭に郵送される成績通知書に記載されます。
原則として、授業運営課の窓口ではGPA値の問い合わせはできませんので、各自の成績通知書を大切に保管してください。
|