日本語教員
日本語教員とは
「日本語教員」とは、日本語を母国語としない者を対象に日本語を教育する教員のことです。日本語教員の多くは、大学における留学生や日本語教育施設における就学生、外国人研究生や地域に居住する外国人等国内外の多様な日本語学習者に対して日本語教育にたずさわっています。
玉川大学における日本語教員の資格
「日本語教員」は法に基づく免許・資格制度ではありませんが、大学で主専攻または副専攻として日本語教育に関する単位を修得した人たち、一般の日本語教員養成機関で日本語教育の講座を受講した人たち、それに、日本語教育能力検定試験(日本国際教育協会)に合格した人たちが日本語教員としてその教育にたずさわっています。
玉川大学では、このうち、大学で副専攻による日本語教育の単位修得者として該当させ、次頁の教育課程表(教育プログラム)を開設しています。
この教育プログラムは、日本語教育施設推進に関する調査研究会(旧文部省)の「日本語教員養成のための標準的教育内容」(昭和60年5月)に基づくものです。
(1) |
本学における日本語教員の資格取得には、前述の副専攻による履修を基準として、下記の表に定める必要科目の単位を修得しなければなりません。 |
(2) |
前号の履修条件を充足した者には、玉川大学より「日本語教員養成プログラム修了証書」を授与します。 |
(3) |
この日本語教員資格取得希望者は、国語あるいは外国語の教育職員免許状(英語・ドイツ語・フランス語)取得のための関係科目を履修中であることが望まれます。 |
修了証書の取得申請について
(1) |
卒業該当年次の最終セメスター開始時に、掲示板にて申請手続き等に関する通知をします。 |
(2) |
申請手続きは、前号の通知に従って行うこととし、申請書の提出および申請料の納入によって所定の手続き完了とします。
申請料5,000円
なお、正式手続後の申請料は、理由の如何にかかわらず返金しません。 |
(3) |
申請書の受理後は、前第2項の各号に照らし審査の上、合格した者に「日本語教員養成プログラム修了証書」を授与します。 |
日本語教員に必要な知識・能力 |
本学で開設する科目 |
履修
単位 |
科目 |
単位 |
科目 |
単位 |
日本語の構造に関する
体系的、具体的な知識 |
10 |
○日本語学概論
○日本語音韻論
○日本語文法論
○日本語語彙論
○日本語学特殊研究 |
2
2
2
2
2 |
10 |
日本人の言語生活等に
関する知識・能力 |
2 |
日本語史
文章表現A(※コア科目)
文章表現B(※コア科目)
日本語表現I(※リベラルアーツ学科のみ)
日本語表現II |
2
2
2
2
2 |
2
以
上 |
日本事情 |
1 |
日本国憲法(※教職関連科目)
日本文学概論
日本の社会と文化(※リベラルアーツ学科のみ)
日本文化概説
地域研究(日本)
日本近現代史
日本文化研究
日本文学(※コア科目)
日本史(※コア科目) |
2
2
4
2
2
2
2
2
2 |
2
以
上 |
言語的知識・能力 |
4 |
応用言語学概説(※国際言語文化学科のみ)
言語学概論
音声学
文法論
意味論
音韻論
言語史
社会言語学
心理言語学
言語習得論 |
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2 |
4
以
上 |
日本語の教授に関する
知識・能力 |
9 |
日本語教育概論
日本語教育史
○日本語教育演習
日本語教育実習
○日本語指導法I
○日本語指導法II
教育の方法と技術(※教職関連科目)
国語科指導法I(※リベラルアーツ学科のみ)
国語科指導法II(※リベラルアーツ学科のみ)
コンピュータと学習支援(※教職関連科目)
外国語教育特殊研究
日本語教育特殊研究 |
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2 |
10
以
上 |
資格取得に必要な単位数合計 |
26 |
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|
28 |
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【備考】
○印は必修科目。ただし、『日本語指導法I、II』については、国語免許取得者は『国語科指導法I、II』を充てることができます。 |