館蔵資料の紹介 2002年
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ミケランジェロ・コンテ作
板に油彩
113.5×65.0cm
1952年
藤沢武夫氏寄贈資料
コンテは1913年にユーゴスラビアのスパラトに生まれ、第一次世界大戦後ナポリに移住した。テンペラ、油彩の技法を学んだ後、1933年から形や色彩の構成による抽象的作品を制作し始める。1936年、ローマに活動の拠点を移し、プランポリーニらと交友を深めた。1950年以降、油彩画のほか、レリーフ、銅版画、コラージュをはじめ、建築と関わりあった作品など幅広い活動で知られる。
この作品は1950年から始めた「時間-空間」シリーズの一点である。シリーズは、抒情性を保ちながら調和のとれた構成を目指している。