館蔵資料の紹介 2001年
玉川大学教育博物館 > 館蔵資料の紹介 > 2001年 > 芽生え(ナイルの朝)
絹谷幸二 作
アフレスコ・ストラッポ
100×80.5cm
1981年
絹谷幸二氏寄贈資料
絹谷幸二(1943-)は東京芸術大学大学院壁画科を修了後、イタリアに留学してアフレスコ古典技法を研究した。1974年安井賞を受賞し、国内外での作品発表のほか、各地で壁画を制作している。
アフレスコ・ストラッポとは、パネル下地で石灰モルタルを用いてつくった小壁面に描いた作品の顔料層を壁から剥離させ、別のパネルやキャンバスに移したもの。この作品はエジプトのアメン大神殿の柱にほどこされた浮き彫りをもとに、彼特有の表現技法で制作したものである。