館蔵資料の紹介 2001年
玉川大学教育博物館 > 館蔵資料の紹介 > 2001年 > 倒錯7
アル・ヘルド作
キャンバスにアクリル絵具
122×122cm
1977年
藤沢武夫氏寄贈資料
アル・ヘルド(Al Held、1928-)はニューヨークのブルックリンに生まれ、同市のアート・スチューデンツ・リーグで学んだのち、パリのアカデミー・ド・ラ・グランド・ショーミエールでオシップ・ザッキンに指導を受ける。1962年からエール大学で教えながら作家活動を続け、1967年にモノトーンによる最初の作品を制作する。
以降、円と長方形を構成単位とし、パースペクティブに描かれた直方体、三角柱などを組み合わせて、白の地に黒の線だけで表現した作品を制作する。描かれた図形は画面の空間に浮遊し、線の交錯が新たな形を生みだしている。