館蔵資料の紹介 2001年
玉川大学教育博物館 > 館蔵資料の紹介 > 2001年 > 樹木と太陽
石
73×88×88cm
1975年
藤沢武夫氏寄贈資料
ポモドーロは1930年にイタリアのペザロ近郊オルチアーノで生まれた。ペザロの専門学校で学んだのち、50年代初頭、兄のアルノルドとジョルジオ・ペルフェッティの三人でグループ〈3P〉を結成し、フィレンツェで舞台、インテリアのデザインや、ジュエリー制作を手がけた。
その後、フランツ・クラインに影響を受けて彫刻を制作する。1954年から57年まで、エンリコ・バイ、セルジオ・ダンジェロなどとともに〈核美術〉運動に参加。1959年に兄アルノルドとルーチョ・フォンタナらとグループ〈継続〉を創設した。彼は、ゆるやかな曲線からなる形態、また都市の風景にモチーフを見つけ、その断片を再構成する造形を追求した。