実験のようす
遺伝子解析室は2003(平成15)年に整備され、ミツバチの優れた学習能力や社会性を分子レベルで解明することを目指し、ミツバチの遺伝子機能抑制法、遺伝子導入法などの技術開発、社会刺激依存的に発現量が変化する脳内遺伝子の探索などに取り組んできました。また、高緯度地方に生息するハチ類が、夏に24時間休むことなく活動を続けることに着目し、時計遺伝子の解析を行ってきました。これまでは、昆虫類をおもな研究対象としていましたが、哺乳類神経細胞における情報入出力制御機構の解析などにも着手したところです。
遺伝子解析室は、本学における遺伝子実験センターとしての役割も担っており、学内の多くの研究グループに利用されています。