脳活動イメージング研究室
1.5T MRI装置(Siemens社 Magnetom Sonata)
脳活動イメージング研究室では、ヒトの脳活動を非侵襲的(頭を開かず)に計測できるMRI装置を用いて、心理課題遂行中の脳の活動部位を画像化し分析する(fMRI)ことにより、ヒトの脳の高次機能のメカニズムの解明に取り組んでいます。所有するMRI装置(Siemens社製1.5T Magnetom Sonata)は、脳機能の基礎研究を主目的として平成15年度に設置されました。またMRI装置内で使用することのできる、視覚刺激提示装置、聴覚刺激提示装置、眼球運動測定装置、反応計測装置を有し、様々な心理課題に対応できるようになっています。学内外の研究機関との共同研究により、健常者を研究の対象とする一方で、神経科学の基礎研究に不可欠な患者さんを対象とした研究も手がけています。
共同研究及び共同研究者
- 「脳内における文脈の形成過程の同定」
- 塚田稔(玉川大学工学部)
藤井俊勝(東北大学大学院医学系研究科)
- 「Implicit cognitionの脳内メカニズム」
- 坂上雅道(玉川大学学術研究所)
Wolfram Schultz(ケンブリッジ大学)
- 「心的操作の脳内メカニズム」
- 坂上雅道(玉川大学学術研究所)
渡辺正峰(東京大学大学院工学研究科)
- 「空間認知の脳内情報処理の研究」
- 高平小百合(玉川大学教育学部)
- 「認知制御における脳領域間相互作用の解析」
- 坂井克之(東京大学大学院医学系研究科)
- 「予定記憶の脳内メカニズム」
- 塚田稔(玉川大学工学部)
- 「記憶整理の脳内過程の解析」
- 藤井聡(山形大学医学部)
- 「統合失調症の選択的注意に関わるネットワークの障害に関する研究」
- 大久保善朗(日本医科大学・精神科)
鈴木秀典(日本医科大学・薬理学講座)
- 「言語処理過程に配慮した聴覚障害者教育の基盤整備」
- 深間内文彦(筑波技術大学保健管理センター)
今井むつみ(慶応義塾大学環境情報学部)
運用担当者
佐々木寛(学術研究所脳科学研究施設・助教授)
松田哲也(学術研究所脳科学研究施設・講師)
奥田次郎(学術研究所脳科学研究施設・COE講師)