実験室での行動観察の様子
玉川赤ちゃんラボでは、乳幼児の言語音声に焦点をあてた言語・認知発達の研究を進めています。特に誕生後数年間に、生得的な音声処理・認知能力と周囲との相互作用により、言語環境に適した認知能力および社会的コミュニケーション能力が創発・発達していく過程とメカニズムを中心テーマに取り組んでいます。これらの研究は、慶応大学、東京大学の研究者や複数の企業との共同により行われています。また研究成果を言語・音楽教育へ応用する試みも積極的に行っています。
ラボには2歳半までの乳幼児約500名(2007年1月現在)が赤ちゃんラボ会員として登録されており、研究所内の実験室とプレイルームにて、行動実験および観察による研究を行っています。また学園の幼稚部・小学部と連携して言語発達の長期的調査を実施しているほか、学外の保育園や企業と連携したネットでの調査を行い、大規模データの収集も行っています。
佐藤久美子(文学部リベラルアーツ学科・教授)
大森隆司(学術研究所知能ロボット研究施設・教授)
坂上雅道(学術研究所脳科学研究施設・教授)
岡田浩之(工学部知能情報システム学科・教授)
松本博文(文学部比較文化学科・講師)
梶川祥世(学術研究所言語情報文化研究施設・講師)