玉川大学

ご挨拶

第13回大会を2012年9月8日(土)・9日(日)の両日、会場を玉川大学キャンパスにて開催いたします。

 今大会のテーマは「インターンシップのこれまでとこれから-秋入学は人材育成の起爆剤となるのか?―」といたしました。

 東京大学が国際標準と言われる秋学期入学への全面移行を表明したことによって、秋入学への議論が全国の大学において活発に行われるようになりました。3月には、国立大学協会が「教育改革の一つの手段」として、秋入学を議論することで一致し、この動きは加速化しつつあります。

大学が秋入学へと移行した場合、インターンシップにおいても、「ギャップターム」や「卒業後の空白期」の過ごし方、さらには採用のあり方など新たな検討課題が顕在化する可能性があります。

本学会は、インターンシップを学校教育の一環として捉え、産学関係者の高い倫理と道義のもとにインターンシップが健全に発展、普及していくことを目指してきました。

上記のような状況において、秋入学への移行した場合に生じると考えられるさまざまな課題を、インターンシップからの視点で捉え直し、産業界、学校教育関係者、そして生徒学生に有益となるインターンシップの未来像を議論することは意義あることであると考えています。

これらを踏まえ、今大会では産業界の方に秋入学がインターンシップに与える影響に関する基調講演をお願いする予定です。さらにシンポジウムでは秋入学に起因する課題を、

  1. 企業からみたメリットとデメリット
  2. 大学からみたメリットとデメリット
  3. 高校・専門学校からみたメリットとデメリット
以上3つの観点から掘り下げていくことを試みたいと考えております。

 大会プログラムは、一日目は基調講演、シンポジウム、高良記念研究助成報告とし、夕刻から懇親会を開催いたします。会場ではアメリカ桜まつりで公演をしました本学芸術学部学生による「和太鼓」を披露させていただく予定です。二日目は自由研究発表といたしました。会員の皆様にはふるってご発表をいただけますようお願い申しあげます。尚、大会の内容や会場へのアクセスなどの詳細情報につきましては第13回大会ホームページに順次掲載いたしてまいります。

 大会実行委員会を挙げて皆様のお越しを心よりお待ち致しております。

第13回大会実行委員長
折戸晴雄・玉川大学