ゲスト・スピーカー
津川先生
「児童英語コミュニケーション」の授業では、英語教室を開催されている津川先生をゲスト・スピーカーにお迎えし、
子供
達の英語活動を体験させていただきました。歌やチャンツの活動や使いやすい教材などについて教えていただきました。子どもになったつもりで、楽しみながら
学ぶことがどういうことなのか体験しました。文字導入前と文字導入段階の活動の違いなどについて説明いただいた上で、以下のような使いやすい教材について
の情報もいただきました。
【文字導入前の生徒むけ】
♪A Ram Sam Sam♪(Music Togetherテキストシリーズの中の”Fiddle”に収録)
♪Boom Chicka
Boom♪(チャンツ)(松香フォニックス研究所) ←時間切れで本日は取り上げませんでしたが、上の歌と同様、内容(意味)を求めるのではなく、日本語
とは違う音やリズムを身体で感じるのに役立つ歌です。
”I Can't Sleep”?”(CTP−Creative Teaching Press社のLearn to Read Series)
”What's the Weather Like Today?”?”(CTP−Creative Teaching Press社のLearn
to Read Series)
Bingo Game (Carson-Dellosa Publishing 社の”BINGO! BINGO!Pictures&
Words”)
【文字導入段階の生徒向け】
♪Apples and Cherries♪(Music Togetherテキストシリーズの中の”Fiddle”に収録)
♪Phonics Song♪(松香フォニックス研究所)
”In A Dark, Dark House”(GROSSET & DUNLAP社のPicture Reader シリーズ)
”Where Are You Going?”(CTP−Creative Teaching Press社のLearn to Read
Series)
”Santa Claus Will Come
Tonight”(SCHOLASTIC社)←昨日は読む時間がありませんでしたが、韻を踏んだ楽しい絵本。
Bingo Game(Carson-Dellosa Publishing 社の”BINGO!
BINGO!Pictures& Words”)
【文法導入段階の生徒向け】
♪One Fat Hen♪(チャンツ)
”From Head to Toe” (by Eric Carle)
”What's in My Pocket”?”(CTP−Creative Teaching Press社のLearn to Read
Series)
”Swimmy”(by Leo Leoni)
”The Turnip”(ラボ教育センター)
”Harry the Dirty Dog”(ラボ教育センター)
”The Story of the Three Little Pigs”(ラボ教育センター)
【オンラインショップ】
@The Foreign Buyers' Club (FBC)の中のLearning Center www.fbcusa.com
神戸にある会社で、元々は日本に住む外国人向けにアメリカの食品などを輸入販売していた会社ですが、学習教材を扱う部門 Learning
Centerも随分充実してきました。Bingo Game,各種のFlash Cards、Read-Along
シリーズなどをここで買いました。他にも絵本、Let's Goシリーズのテキストとワークブック、ScrabbleやGuess
Who?などのゲーム類、工作キットなどはこのサイトで全て購入しています。
”I Can't Sleep"や”What's In My Pocket?", "What's the Weather Like
Today?"はLearn to Read Science Series(Read-Along 2A Science)のセット(2280円)に
入っており、CDと一緒になったセット(2900円)で購入することもできます。このシリーズは、科学、算数、社会などテーマ別、レベル別に本が6冊ずつ
のセットになっており、とても優れた教材だと思います。
AMPI松香フォニックス研究所 www.mpi-j.co.jp
♪Phonics Song♪をはじめとして、フォニックス関連の教材はここから買うことが多いです。昨日紹介した♪One Fat
Hen♪は ”Songs and
Chants”シリーズのAに収録されており、このAは本当に楽しいチャンツが多いです。同じシリーズの@も有用ですが、曲調が全体として暗めなところが
あります。♪Make A Circle♪はそ
の@に入っていますが、私は卓馬の通っていたモンテッソーリの幼稚園でやっていたバージョンで歌っており、若干トーンは違います。
BMusic Together
HPなどご覧になったとのことなので詳細は省きますが、音楽教材として非常に優れていると思います。うちには、昨日お見せしたもの以外にCD付きで3冊あ
り、どれも素晴らしい曲がたくさん収録されています。そのリトミックの中で教わったジェスチャーや動き方を覚えている範囲で取り入れて使っています。
CLittle America www.littleamerica.co.jp
福岡にある会社で、元々は英語学校です。児童英語教師の養成講座・泊まりがけの集中研修講座なども運営しています。ゲームやワークブックなどを購入してい
ましたが、FBCで扱っているものとほぼ同じなので、今はTeacher's Helper Attendance
Book(出席簿)や月謝袋のみ、ここから購入しています。
Dアプリコット www.apricot-plaza.co.jp
独自に開発している教材がたくさんあり、参考になります。ただし、中には実際に使ってみると思ったほど使い勝手がよくなかったものもありました。それは主
にテキストやワークブック関係で、一見良いのですが、日本の英語教育の枠組みから脱していない構成だからか、自然に子どもたちの
participationを引き出すことはこの教材ではできませんでした。そして、私の場合には、これについては、結局やはりオーソドックスな
Oxfordの”Let's
Go”のシリーズに戻りました。ただし、アプリコットの絵本シリーズはなかなか良いです。かわいいイラストで韻も踏んであったり、附属CDも、バックの音
響もなかなかよく、絵本の内容にあった歌も入っていたりして、よく研究されていると思いました。絵本シリーズは全部揃えており、何年も愛用しています。
アプリコットに頼むと無料で絵本のBig
Bookシリーズを携えた読み手が来てくれます(教材の宣伝を兼ねているので無料というわけですが)。うちのお教室にも一度来てもらいました。その時に
は、Tibot(あるいはTibor)さんという男性で、絵本の活用の仕方がたいへん参考になりました。
Eジャスト・フォー・キッズ www.stellar-edu.com/
こちらもかなり独自に教材を開発しています。クリスマスやハロウィンなど季節行事ごとのフラッシュカード、ハロウィンの起源についてクイズ形式で生徒に語
りかけながら進めていけるCD付きの紙芝居(バレンタイン・デーのシリーズもあります)などは、他ではなかなかありませんので活用しています。
Fキッズマート(三善)
www.kidsmart.jp
絵本やビデオ、DVDの取り揃えが充実しています。年に1〜2回絵本のセールがあり、まとめ買いしています。よく見たら、エリックカールさんのCD付き絵
本もありました。
Gラボ教育センター
完成度の高いCD付きの絵本で、ポピュラーな絵本が多いので重宝していますが、附属CDが一行英語で読んでは、すぐにそれに対応した日本語が読まれるとい
う形でずっと進んでいくため、子どもたちは英語の方には注意を全く払わず日本語のみを聞いてしまいます。したがって、私は最初はCDをかけずに読んで、あ
る程度リズムをつかみ、大まかな内容をつかんだなと思った時点でCDを使うようにしています。
津川先生、ありがとうございました。