玉川大学出版部の本


<高等教育シリーズ132>
地域社会に貢献する大学

OECD(経済協力開発機構)編
相原総一郎(大阪薫英女子短期大学助教授)・出相泰裕(大阪教育大学講師)・山田礼子(同志社大学教授)訳

A5判並製・184頁
定価 :3,150円(税込)
発行年月 :2005年4月
ISBN :ISBN4-472-40320-X C3037
ジャンル :高等教育

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地元企業への研究支援、公開講座、コンサート、博物館開放などの地域社会への貢献は、大学の主要な役割である教育と研究に並ぶ社会的責務と捉えられるまでになってきた。国際競争力を高めることも求められている大学は、片や地域のニーズにどう応えればいいのか、インターネットの利用は地域を地理的制約から解放するのか。OECDプログラムのプロジェクトを事例に考察し、提言を行う。

主な目次

 序文
 謝辞

1 序論
 本書の背景
 本書のアプローチ
2 高等教育機関と地域
 地域の問題
 地域開発とガバナンスの再定義
3 全国システムの特性
 高等教育の全国システム
 全国的環境における地域高等教育システム
4 地域の特性
 地域と地域ステークホルダーの性格
 地域ガバナンスと政策の新たな形態
5 地域連携のための大学経営
 地域高等教育システムの影響力評価とマッピング
 地域協力のための能力構築
 新しい組織文化の創造
 大学―地域連携促進に向けてのメカニズム
 地域内対話の促進
 財政マネジメント
6 教育マネジメント
 学生募集
 学生と地域雇用
 学習プロセスの地域化
 生涯学習、継続職能開発および訓練の推進
 変化する教育提供の形態
 地域学習システムの整備
7 研究マネジメント
 変化する研究と知識生産の性格
 地域型研究
 研究インターフェース
8 地域社会貢献のマネジメント
 高等教育機関と「第三の役割」
 高等教育機関の市民的、リーダーシップ的役割
 高等教育機関と地域社会貢献
 高等教育機関と地域資源
9 結論
 地域連携の推進要因と阻害要因
 地域開発に関する役割の推進要因
 地域開発に関する役割の阻害要因
 新しい制度形態の出現
10 勧告
 中央政府へ
 地方および地域の官庁へ
 高等教育機関へ

 大学名一覧
 主な略語一覧
 文献目録
 訳者あとがき


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