<高等教育シリーズ121>
大学教員「教育評価」ハンドブック |
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L.キーグ(ノーザン・アイオワ大学講師)・
M.ワガナー(ノーザン・アイオワ大学助教授)著
高橋靖直(玉川大学教授)訳
A5判並製・184頁
定価 |
:2,940円(税込) |
発行年月 |
:2003年1月 |
ISBN |
:ISBN4-472-40285-8 C3037 |
ジャンル |
:高等教育 |
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大学教員が共同で研究をし、研究を評価しあうことは 当然と思われているにもかかわらず、教育活動につい ては他者の立ち入る余地のない聖域とされてきた。し かし、大学改革が叫ばれて久しい中、教員を取り巻く 環境も変わろうとしている。大学教育の改善のために、 教員が協力して評価をする--これが本書の中心テー マである。いわゆる「形成同僚評価」の具体的なプロ グラムの提示は、学生による授業評価が普及しつつあ る日本の大学にも、多くの示唆を与えるであろう。 |
主な目次
序
第1章 ティーチング評価の現状
形成評価の理論的根拠
形成評価における同僚評価の理論的根拠
総合的教員評価の理論的根拠
総合評価のモデル
第2章 形成評価における教員の役割
教員の役割
教員以外の関係者の役割
第3章 形成評価の方法
直接授業観察
授業のビデオ録画
教材の評価
学生の学習評価の評価
ティーチング・ポートフォリオ
第4章 形成同僚評価プログラムの事例
単一の大学のプログラム
多機関プログラム
プログラムの長所および短所の評価
共通の要素
プログラムの評価
第5章 阻害要因
学問の自由
代表性、性格さ、典型性
主観性
時間、教員の価値観、および動機と報酬
第6章 誘因
態度と認識
方法論
手順
第7章 教員および大学にとっての利点
ティーチングの改善
学生の学習の改善
教員の志気と同僚意識の強化
若手教員の終身在職権獲得のための改善
第8章 勧告と結論
勧告
結論
参考文献
訳者あとがき |
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