主な目次
序(中島直忠)
第I部 日本の高等教育と入試
第一章 二一世紀を目指す高等教育の課題−理念と実態−(中島直忠)
はじめに
第一節 大学の理念の問題
第二節 大学の理念と教育課程の事例
第三節 大学の経営問題
第二章 高等教育と経済・社会発展−歴史・現状・課題の概況−(仙波克也)
第一節 日本の大学の発展
第二節 高等教育財政の推移
第三節 学生援助の現状と課題
第四節 大学と経済・社会発展
第五節 これからの高等教育の課題
第三章 大学入試とその問題点−意義・弊害・改革−(高野文彦)
はじめに
第一節 受験勉強の弊害
第二節 大学入試の改革
第三節 これからの大学入試
第四章 戦後大学入試の構造と課題−高等教育の量的拡大と入試の対応−(荒井克弘)
はじめに
第一節 戦後の時代区分と共通入試
第二節 高等教育の量的拡大からみた入試の課題
第三節 高校と大学の教育接続
第四節 大学進学のユニバーサル化へ向けて−まとめにかえて−
第五章 経済発展と大学入試−効率性と公正性−(金子元久)
第一節 教育と経済発展
第二節 入試と効率性
第三節 入試と社会的公正
第四節 受験体制の矛盾と崩壊
結 論
第六章 高等学校からみた大学教育への接続−接続の基本的問題−(池田輝政)
第一節 入試中心の「接続」問題
第二節 高校教育スタンダードからみたセンター試験
第三節 高校から大学への接続の基本的問題
結 び 高校からみたこれからの「接続」問題
第七章 高等教育からみた高校教育の課題−教育課程の接続−(金子照基)
はじめに
第一節 国民教育機関としての高校教育の成立
第二節 教育課程の接続と大学入試制度
第三節 高校教育としての「基礎・基本」
第四節 高等教育への「基礎・基本」
第五節 高校教育の課題
第II部 中国の高等教育と入試
第八章 二一世紀に臨む中国高等教育−制度と問題点−(蘇真)
第一節 高等教育の現状
第二節 高等教育の改革
第三節 問題点
第九章 統一大学入試制度を回復してからの二〇年−政策と問題点−(楊学為)
はじめに
第一節 “文化大革命”による大学入試の廃止
第二節 大学入試制度回復の経緯(一九七六−七七年)
第三節 回復後の改革経過(一九七八−九七年)
第四節 大学入試と“受験教育”
第五節 大学入試に伴う競争の問題
第六節 今後の改善課題
第一〇章 近未来に続く大学入試改革−改革案の研究・実験・制度化−(馬金科)
第一節 大学入試制度改革の課題研究
第二節 大学入試制度改革課題研究の基本問題と成果
第三節 大学入試制度改革の実施案
付 記 大学入試課題研究関係資料一覧
第一一章 大学入試改革のための研究−実践との関連−(劉マ)
第一節 普通大学学生募集全国統一試験の骨格
第二節 大学入試に関する改革と研究
第一二章 大学入試内容の改革−出題基準としての“考試説明”−(韓家)
はじめに
第一節 大学入試改革の概況
第二節 大学入試出題の理論と実践
第三節 大学入試がテストする能力目標と能力レベルの要求
第四節 大学入試内容改革の探究
第一三章 大学生募集制度の改革−計画性から開放性へ−(趙亮宏)
第一節 中国の大学生募集制度の現状
第二節 中国の大学生募集制度の改革
第III部 日中両国における高等教育と入試に関する比較考察
第一四章 日中両国における高等教育課題・改革の比較考察(大塚豊)
はじめに
第一節 時代認識と大学の在り方
第二節 高等教育の規模
第三節 教育内容・方法の改革
第四節 しなやかな教育研究のシステム
第五節 管理・運営体制の整備
第六節 多元的な評価システムの確立
第一五章 中日両国の教育・入試改革に関する比較と交流(蒋超)
はじめに
第一節 「教育立国」戦略と教育投資
第二節 教育の法制化
第三節 高等教育と経済の連結
第四節 大学入試制度の改革
第五節 教育・試験制度のジレンマ
第一六章 日中両国における大学入試の近未来展望(中島直忠)
第一節 日中国際比較考察の枠組み
第二節 問題の所在
第三節 近未来を目指す改革の方向
第四節 大学入試の調査・研究
参考文献・注
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