<高等教育シリーズ123>
キャンパスライフの今 |
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武内清(上智大学教授)編
四六判並製・272頁
定価 |
:2,205円(税込) |
発行年月 |
:2003年9月 |
ISBN |
:ISBN4-472-30276-4 C0037 |
ジャンル |
:高等教育 |
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いま、大学生はこんな生活を送っている! 授業、アルバイト、サークル、デート…etc。 さまざまな体験や出会いをするなかで、大学生は、独自の文化をつくりあげてきた。「悩みなき青年期」「モラトリアム化」とも評される現代の大学生の行動と、学生文化は戦後、どう変わってきたかを探る。データで読む平成版当世学生気質。 |
主な目次
はじめに
I部 キャンパスライフの今
1章 授業と学生 武内清
1 勉学の占める比重
2 勉学熱心への憧れ
3 大学の授業への満足度、教員への要望
4 学生による授業評価
5 大学生の受講態度、私語
6 教員の授業熱心の生み出すもの
7 大学の学びの構築
2章 部活動・サークル活動 武内清・浜島幸司
1 部活動・サークルへの加入
2 属性別の参加状況
3 活動の熱心さ
4 自分について
5 同好会サークル
6 部活動(体育会)
7 価値観の変化
3章 男女交際・恋愛 浜島幸司・武内清
1 大学生の交際・恋愛の実態
2 恋愛経験で学生生活はどうなるのか
3 交際・恋愛が大学生活に及ぼす影響
4 「ラブラブな私」
5 恋愛経験と将来
4章 アルバイト 大島真夫
1 アルバイト重視の浸透
2 職種と勤務形態
3 部・サークル・勉強との両立
4 アルバイトをする目的
5 アルバイトをすることの意味
6 就業体験としての可能性
5章 大学生活満足度 浜島幸司
1 森川君
2 受験生から大学生への接続
3 入学時点の思いと現在の満足度
4 満足の類型
5 キャンパスライフによる変容
6 大学満足度と私の関係
7 学生のタイプと大学の捉え方
6章 女子学生 島雄利
1 女子学生が求める大学像
2 学生生活と友人関係
3 勉強熱心な女子学生
4 アルバイト・部活・サークル
5 卒業後の女子学生
7章 新入生の大学への適応 白石義郎
1 新参者としての新入生
2 大学の授業って何?
3 サークルとキャンパスライフ
4 一般化された他者
5 キャンパスライフへの適応
6 新入生の終わり
8章 情報化と大学生 佐野秀行
1 技術革新とカンニング・チート行為
2 なぜカンニングが問題になるのか?
3 限定的な学生の情報化
4 情報化と学生の大学への二次的適応
5 大学の対応策
9章 生活と意識の変化 渡部真
1 1995年と2000年の間の変化
2 大学と高校の満足度から
3 大学側・学生側の変化
4 学校生活からの退却
5 悩みと相談相手
6 悩みなき青春
10章 社会意識 大野道夫
1 社会意識の変化
2 新保守主義と「第三の道」
3 「第三の道」志向の大学観
4 「大学改革」と学生のアイデンティティ形成
5 授業と授業以外の活動のバランス
6 国に対する意識
7 社会意識とキャンパスライフのゆくえ
11章 学生文化の諸相 武内 清
1 学生がつくる文化
2 学生文化の理論
3 学生文化の規定要因
4 入学してくる学生の特性と学生文化
5 学生のハビタス感
6 大学は多様な体験の場
7 大学は通過儀礼の場
8 日本の大学と学生の将来
II部 歴史のなかのキャンパスライフ
12章 勉強文化と遊び文化の盛衰 岩田弘三
1 若者・青年文化論
2 先端的な学生文化と平均的な学生文化
3 修学費と娯楽嗜好費
4 生活苦の時代から長期不況の時代まで
5 書籍代とサークル経費
6 勉強・教養文化の衰退
7 勉強志向と遊び志向
8 個人主義化の進展
9 「まじめ文化」の衰退と「遊び文化」の繁栄
13章 デート文化の今と昔 岩田弘三
1 「受験生ブルース」に描かれたデート文化
2 恋人保有率と恋人募集率
3 デート文化の発生
4 デート文化の定着
5 「合ハイ」のはじまり
6 「合ハイ」から「合コン」へ
7 デート・マニュアルの登場
8 デートへの性文化の浸透
14章 サークル文化のあゆみ 岩田弘三
1 四月の風物詩
2 サークル生活の重要性
3 花開くサークル文化-1960年代
4 サークルの脱キャンパス化-1970年代中期
5 個人主義化とサークル離れ-1980年代
6 ナンパ系サークルの出現
7 ナンパ系サークル学生の生態
8 ナンパ系サークルとサークル離れ
9 経済不況とサークル離れ-1990年代中期〜
10 サークル文化の盛衰
15章 アルバイトの戦後社会小史 岩田弘三
1 学生アルバイト文化の浸透
2 アルバイト収入の規模
3 戦前期における学生アルバイト
4 終戦直後のアルバイト事情
5 アルバイトの必要度
6 アルバイト学生の二分化
7 「パンのためのアルバイト」の時代
8 「小遣い稼ぎのためのアルバイト」の浸透
9 豊かな時代の学生アルバイト
10 「修学継続困難」の中身
11 アルバイトの日常化
12 学生アルバイト発達の時期区分
おわりに |
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