玉川大学出版部の本


<高等教育シリーズ113>
私語への教育指導 −大学授業の生態誌2−

島田博司(甲南女子大学助教授)著

四六判並製・280頁
定価 品切・オンデマンド対応
発行年月 :2002年4月
ISBN :ISBN4-472-30262-4 C3037
ジャンル :高等教育

「高等教育シリーズ」一覧のページ

「どうしたら私語がなくなりますか?」……本書はそういった教師の悩みに答えるとともに、教師・学生それぞれの私語観を把握したうえで、「どういう注意のされ方をしたら私語をやめる気になるか」という学生側の気持ち・意見も考え合わせた私語研究である。大学授業を捉え直すことにより、私語対策への手がかりを示す。

主な目次

プロローグ

I章 私語で問われる教師の「感性」-注意の仕方が難しい
  1 混迷する教育現場-学習現実と教育理念
  2 矛盾の解決法
  3 注意の無意味化

II章 教師からみた私語
  1 私語の正体
  2 教師がみる私語の実態
  3 教師の課題

III章 学生からみた私語
  1 学生がみる私語の実態
  2 私語をめぐる学生の言い分
  3 教師に求められる私語対策

IV章 授業聴取スタイルの変容-ながら聴取説から部分聴取仮説へ
  1 授業を聞くとは
  2 ながら聴取の実態
  3 ながら聴取説の検証
  4 さまざまな授業聴取スタイル
  5 部分聴取仮説の提案
  6 私語研究の回顧と展望

V章 注意の仕方を考える
  1 私語への注意
  2 注意の実態
  3 私語問題への提案

VI章 私語への教育指導
  1 私語問題の新ステージ
  2 私語の実態
  3 教育指導の実態
  4 学生が語る受けいれやすい指導方法
  5 私語問題の解決法

エピローグ

このページのトップに戻る

玉川大学出版部ホームページ

copyright