<高等教育シリーズ101>
大学教師の自己改善 −教える勇気− |
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P.J.パーマー著
吉永契一郎(新潟大学助教授)訳
四六判上製・272頁
定価 |
:3,360円(税込) |
発行年月 |
:2000年10月 |
ISBN |
:ISBN4-472-30253-5 C3037 |
ジャンル |
:高等教育 |
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よい授業、よい教育とは? 大学教師の挫折・不安・絶望を払拭するためには、技術一辺倒の教育ではなく、教師自身の個性と原則を重視した授業改善が必要であることを呼びかける。技術以上のものを備えた人を「プロフェッショナル」というならば、教師の豊かな人間性こそが、教師と学生と知識を結ぶキーワードになる。 |
主な目次
序章 内面からの授業
授業は教師自身を写し出す
内面と体裁
新しい教授法
1章 教師の心-教育における内面と原則
技術以上の何かを
教育と真の自画像
情熱を失った教師
私が出会った教師たち
専門を選ぶということ
心のなかの教師
2章 不安の文化-教育と疎外された生活
不安の構造
鬼のような学生
教師の不安
不安と知識
恐れるな
3章 隠れた全体性-教育と学習の逆説
ともに世界を考える
二元論を超えて
自我の限界と可能性
逆説と教授法
逆説を実践するということ
対立の緊張を抱えるということ
4章 共にある知-そこには大きな恵みが
共同体のイメージ
現実は共同性にある
真実再考
探求に与かる恵み
知ることと聖なるもの
5章 共同体におけるティーチング-学習者主体の教育
第三の主体
少ないことから始める
医学部における事例
社会調査における事例
開かれた授業と技術
共同体-その種類と障害
6章 共同体における学び-同僚との対話
密室における授業
話題の選択
対話のための基本的な作法
指導力の必要性
7章 疎外を超えて-希望をもって教える
挫折・絶望・希望
疎外のない生活
共感の輪
世間に出る
目に見えない報酬
注
訳者あとがき |
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