金田一春彦著作集 第六巻 国語学編六 |
第六巻は、音韻について、著者の中核的な考えを記した「音声と音韻」を巻頭に、1965(昭和40)年度の日本言語学会での研究発表「高さのアクセントはアクセントにあらず」や雑誌に発表して論争を呼んだ「里親と砂糖屋」、「日本語アクセントの音韻論的解釈」など、金田一音韻論の集成である『日本語音韻の研究』を中心に編集 |
主な目次
日本語音韻の研究
I 音韻一般について
一 音声と音韻
二 音韻論的単位の考
三 音節・モーラ・および拍
四 コトバの旋律
II 日本語の音韻について
五 発音から見た日本語
六 「里親」と「砂糖屋」
七 撥ねる音・詰める音
八 ガ行鼻音論
九 日本語のアクセントの特質
III 日本語のアクセント観について
十 日本語のアクセントの音韻論的解釈
十一 東京語における「花」と「鼻」の区別
十二 一型アクセントについての一考察
十三 京阪アクセントの新しい見方
十四 柴田氏の「日本語のアクセント体系」を読んで
十五 私のアクセント非段階観
IV 特殊な問題について
十六 丁寧な発音の弁
十七 川上氏のプロミネンスについて
十八 英語の母音音素について
十九 潜在アクセントの提唱
二十 歌謡の旋律と歌詞のアクセント
V 雑纂
二十一 平山輝男著『日本語音調の研究』
二十二 昭和三十五、三十六年度の研究展望
二十三 有坂博士の思い出
鶏肋集
蛇足記
*
連濁の解
方向観による平安朝アクセント
国語アクセントの地方的分布
後記 |
|