縄文時代前期の道具

前期になると石や木,それに動物の骨やシカの角で作ったものまで,使い道によって様々な道具が作られるようになりました.

 

木製品(左)(もくせいひん=木で作った道具)と石器(右).木製品の使い方はまだ分っていません.君は何に使われたと思いますか?石器の写真の上2段は石匙(いしさじ)とよばれていますが,動物の皮をはいだりなめしたりする道具と考えられています.下の2段は石鏃(せきぞく=やじり)といって矢の先に付いていたものです.これで下の絵のように動物をとりました.

縄文人は子供のころから弓矢のれんしゅうをしていました.

 

石皿とすり石(いしざら=すり石とセットで使う,ドングリなどをこなにする道具)

こうして作られたこなをもとにお団子やパンが作られたと考えられています.下の写真はそうして作られたクッキーですが,動物の油や肉がまぜてあります.どんな味がするんでしょう?

ちゃんと文様がついていますね.大きいほうが6センチほどです.

前のページにもどる