土器は粘土をこねて,形を作って,それを焼いて作ります.かん単なようですが意外とむずかしいのです.
縄文時代の人が土器を作っています.左の人は土器の中をきれいにしています.あとの人は文様を付けていますね.
では,君たちもさっそく作ってみましょう.
粘土はガケや道ばたに出ていることがあります.このような地質は案がい君の学校や家の近くにあるものです.
このようなねずみ色をした固い地層(ちそう)からよい粘土がとれます.この写真の場合は下がねずみ色の地層ですね.その上の茶色の地層からでる粘土も土器作りに使えます.ただ砂やジャリが多く入っているものは土器作りにはむいていません.戻る
粘土はしっかりこねましょう.こねればこねるほどよい土器が作れるのです.こね終わった粘土はしばらくおいておくと「ねばり」が出てきます.このような粘土が良い粘土です.戻る
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縄文時代の人たちは「ろくろ」を知りませんでした.土器は粘土の「ひも」や「帯」を利用して作りました.ひもを巻き上(まきあげ)げて行くのを「巻き上げ式」とよび.帯を積み重ねて行く方法を「積み上げ式」とよびます.大きい土器は積み上げ式が多いようです.戻る
ヒント1.水を使えばうまくつながるよ.戻る
ヒント2.空気が入るとダメ!(焼く時にこわれちゃうぞ)
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土器の写真を見て,自分なりの文様をつけてみましょう.
文様は「縄」「竹」「枝」「貝がら」を利用します.縄だけは必ずどこかに使ってみてください.
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ヒント1.少しかわいてからのほうが文様をつけやすいよ.
ヒント2.土器に文様をつける前に.粘土板でためしてみよう.
ヒント3.ねんどひもを張り付けてみよう.文様が立体的になるよ.
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ヒント1.日陰(ひかげ)でしっかり乾燥させましょう.表がかわいても中はしめっています.
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縄文土器は野焼き(のやき)といって,たき火の中で焼かれました.「かま」で焼かれるようになるのはずーっとあとのことです.沢山の木を使ってしっかり焼きましょう.
ヒント1.沢山のおき火(木が炭になって,真っ赤にもえていること)を作ろう.おき火のなかは温度が高いので,これで土器が固くなるのです.ほのおで焼くだけでは土器は出来ません.戻る
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