自然と健康
2009年・冬
朝ごはんを食べましょう!

  今年度もあと残りわずか。大学生の皆さんは、試験も終わりほっとされているのではないでしょうか。
この一年、毎朝、朝ごはんをしっかり食べて出かけることができましたか?「時間がないから・・・」「面倒くさいから・・・」と朝ごはんを食べないで出かけることはありませんでしたか?
  夜型の生活をおくる人が増え、これを背景に朝ごはんを食べない人が増加しています。朝ごはんを食べない人は食事の時間が不規則で、食事の内容も偏りがちとの調査結果もあります。
  では、朝ごはんにはどんな役割があるのでしょうか。

<朝ごはんのパワー>
*体のリズムを整える
  朝ごはんを食べると、エネルギーがいきわたって体が目を覚まし、動きやすくなり、一日をすっきり元気にスタートできます。ところが朝ごはんを食べないと午前中は頭も体もボーっとしたまま・・・。昼ごはんを食べた後にようやく活動的になり夜はいつまでも眠れず、また朝起きられない・・・そんな悪循環に陥ってしまいます。毎朝、きちんと朝ごはんを食べて体のリズムを整えることが大切です。

*体温を上げる
  ヒトの体温は寝ているときは下がっています。それが朝ごはんを食べ栄養がいきわたることで体の中で熱がつくられ、体温が上がります。すると体が調子よくなり、元気に活動できるのです。朝ごはんを食べないと、体温はずっと低いまま、脳の温度も下がったままなので、午前中から眠くなったりあくびをしたりするようになります。

*脳にエネルギーを補給する
  脳のエネルギー源は「ブドウ糖」という成分です。ブドウ糖は体の中に少ししか蓄えておけないのですが、夜寝ている間もエネルギーを使っています。朝ごはんを食べないと午前中はブドウ糖が不足したままです。すると脳にエネルギーがまわらず、脳は栄養不足の状態になります。集中力や記憶力などがうまく働きません。これでは、午前中、集中したり元気に活動したりできません。

  朝ごはんにはこのような大切な働きがあります。またこの他にも、健康的な生活をおくるためには、一日三回の食事を規則正しくとることが重要です。この鍵になっているのが朝ごはんです。規則正しい食事のリズムが、好ましい生活習慣を形成し、健康にもつながっていきます。

  出かける日の朝は誰でも忙しいものです。でも、まずは一品からでも朝ごはんをとることを習慣にしましょう。できれば主食・主菜・副菜・汁物の四品をそろえて食べてほしいと思います。

  春休み中に朝ごはんを食べる習慣をつけ、新年度には朝から元気な学園生活がおくれるようにしてみませんか。


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