玉川大学教育博物館イコンTOP一覧詳細
010

イエス・キリストの昇天

ロシア・イコン 16世紀 板、テンペラ 33.0cm×28.2cm

画面中央には、聖母マリヤが教会の象徴としてたち、聖母の両側にはキリストの再来を示現する白衣の天使が侍立し、さらに12使徒たちが喜悦してイエスを拝し神をほめたたえている。背景にはイエスが昇天したとされるオリーブ山が配されている。中央上は、2人の天使が讃歌のラッパを吹きならすなかを、2人の天使と供にマンドゥルラ(光背)に包まれたイエス・キリストが天に昇る場面である。キリストの昇天のテーマは、イエスの地上における最後の重大事件として、東方およびビザンティン教会で重要視され、6世紀頃から画像化がさかんになった

一覧へ戻る
Copyright (c) Tamagawa Gakuen 2004-2006 All Rights Reserved.