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イエス・キリストの昇天 |
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ロシア・イコン 16世紀 板、テンペラ 33.0cm×28.2cm | ||
画面中央には、聖母マリヤが教会の象徴としてたち、聖母の両側にはキリストの再来を示現する白衣の天使が侍立し、さらに12使徒たちが喜悦してイエスを拝し神をほめたたえている。背景にはイエスが昇天したとされるオリーブ山が配されている。中央上は、2人の天使が讃歌のラッパを吹きならすなかを、2人の天使と供にマンドゥルラ(光背)に包まれたイエス・キリストが天に昇る場面である。キリストの昇天のテーマは、イエスの地上における最後の重大事件として、東方およびビザンティン教会で重要視され、6世紀頃から画像化がさかんになった |
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