土壌中のActinobisporaの選択分離と分布

鈴木伸一*奥田 徹・小松原三郎*  *田辺製薬(株)創薬研究所

Can. J. Microbiol. 46: 708-715, 2000

    Actinobisporaを土壌より分離する簡単な方法を開発した。Actinobispora11015分の乾熱に耐性で、土壌中の優占属Streptomycesと比較して1 mg/ml leucomycin1 mg/ml novobiocin0.5 mg/ml tunicamycinに耐性であることから、これらの処理を行うことで分離プレート上のActinobisporaのコロニーの割合が増加した。このようにして574サンプルの土壌中、105サンプルから本属が分離できた。本属が検出された土壌はpHが6から8の中性で、汎世界的に分布することが判明した。

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Last update on 2001/07/19
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