第3回 微生物資源ワークショップ


資源生物科学研究部門では、さる6月15日〜16日、箱根にて、題記のワークショップを開催しました。海外からグラクソ、ノヴァルティス、セリリドなどの企業の研究者を3名招待し、国内主要製薬企業・国立研究所・大学・官庁から28名、合計31名が参加し、「創薬の新しいトレンドと天然物研究の統合」というテーマで、ゲノム科学から天然物医薬農薬の方向性と多様性条約に関して、泊まりがけ合宿形式による熱心な討論をおこない、成功裏に閉会しました。



プログラム

日時: 2001年6月15日(金)〜16日(土)
場所: 箱根・ロッジ「富士見苑」
主催: 玉川大学学術研究所応用生命科学研究施設 奥田 徹・沖 俊一
テーマ: 「創薬の新しいトレンドと天然物研究の統合」:
ゲノム科学から天然物医薬農薬の方向性と多様性条約に関する話題
1 Dr. Howard Wildman Cerylid Biosciences, Australia* 「オーストラリアの微生物多様性に化学的多様性をもとめる」
Dr. Antony Buss Centre for Natural Product Research, Singapore** 「ハイ・スループット・スクリーニング(HTS)と天然物」
Dr. Nada Zein Genomics Institute of the Novartis Research Foundation (GNF), USA 「天然物化学へのゲノム科学的アプローチ」
長田 敏・渡辺久也 経済産業省製造産業局生物化学産業課 「経産省の提案する国家プロジェクトについて」
細矢 剛 三共(株)探索研究所 「菌類資源探索とライブラリー構築」
奥田 徹 玉川大学学術研究所 「生物多様性条約時代における生物資源機関の役割」

* オーストラリアのベンチャー、AMRADから2001年3月に独立した天然物スクリーニングを主務とする
** シンガポールの天然物研究所、シンガポール政府、大学、GlaxoSmithKlineの共同出資による国立研究所


参加者

参加申込者は30名で、下記の企業、大学の方々が参加しました(順不同)。
味の素(株)医薬研究所、武田薬品工業(株)医薬開拓研究本部、富山県立大学工学部生物工学研究センタ−、三共(株)探索研究所、国立感染症研究所、三菱化学(株)科学技術研究センター、旭化成工業(株)ライフサイエンス総合研究所、田辺製薬(株)創薬研究所、藤沢薬品工業(株)探索研究所、萬有製薬(株)つくば研究所、大阪大学産業科学研究所、経済産業省精造産業局生物化学産業課、協和醗酵工業(株)、メルシャン(株)中央研究所、大正製薬(株)医薬研究所、明治製菓(株)薬品総合研究所、大塚化学(株)鳴門研究所
以上


反 響
参加者からの反響は以下の通りでした。


今後の計画
現在検討中の予定は次の通りです。



写真集
会場と閉会後の箱根観光の紹介 。会場は湖尻に近い仙石原の入り口で、閉会後、海外からのお客様と有志が若干名残り、大涌谷、芦ノ湖、元箱根、箱根神社と散策して回った。あいにくの天候ではあったが、幽玄な雰囲気で、お客様にはよかったかもしれない。

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Last update on 2001/07/19
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