教養と専門的学問 ─広さと深さ─ をバランスよく追究し、
実践力があり、リーダーシップを発揮できる人材の育成を目指します。
強い絆で結ぼう「卒業生・在学生相互扶助システム」ラーニング・コミュニティ(LALC)
リベラルアーツ学部では、卒業生が生涯学び続けることができる環境を提供し、卒業生が在学生の教育・発展に寄与できるシステム「ラーニング・コミュニティ」(LALC)を運営しています。
LALCでは、在学生、卒業生、教員、スタッフの交流を積極的に進め、卒業生が学生時代と同様に、社会のさまざまな場所で学び続け、成長し続けるために、玉川の丘を巣立ってからも支援したいと考えています。また卒業生から在学生へ、働くことの意義や社会の情報、就職アドバイスを提供する場としても期待されています。
具体的な情報交換の場として年に1度の「リベラルアーツ同窓会」を開催し、卒業生が集い、社会の現場を語りあっています。
LALCは、卒業生と在学生そして教職員を強い絆で結ぶ核として、リベラルアーツ学部の発展のため、積極的に活動していきます。
オフキャンパス・スタディーズ
オフキャンパス・スタディーズは、キャンパス外で実践的に学ぶプログラムです。国内で行うものと国外で行うものがあります。2週間にわたるものから1年かけて活動するものまで様々です。
日本語教育実習
日本語教員資格の取得を目指す学生向けの実習で、春休みに台湾やアメリカの学校で2週間~3週間、現地の学習者に日本語を教える教育実習を行います。異なる文化のなかに身を置きながらの教育実習は決して楽なものではありませんが、リベラルアーツ学部ならではの「世界がわかる 自分がかわる」体験は、国際感覚だけではなく、世界の中で生きる「人」として大切なものを育ててくれます。
地域創生プロジェクト(北海道プロジェクト)
夏季に学生が函館市近隣地域に赴き、現地の子どもと屋外や室内で様々な交流活動を行います。学生たちは計画段階から自分たちで活動を企画し、参加者各自が小学生が楽しみながらコミュニケーション力や表現力を身につけられるような活動を模索します。そして事前に練習を繰り返し行い、内容改善を重ねた上で、現地でその成果を実践します。
インターンシップ
夏休み等にリベラルアーツ学部が提携する企業で職場体験をします。期間は2~3週間で、企業によって仕事の内容や日程、働く時間が変わります。インターンシップに行く前に学生各々の業種希望を調査し、それを参考にインターン先が割り振られ、インターン中は仕事の内容や所感を日誌に毎日記録します。この体験を通じて、学生のうちに「働く」ということを肌で感じることができます。また、海外(台湾)のホテルでのインターンシップも実施されています。
SAE海外留学・研修プログラム
国際教育センターが提供する海外留学・研修のプログラムです。玉川大学と提携を結ぶ世界各国の協定校で約4か月~1年を過ごす留学プログラムと、約3週間~5週間の短期研修を行う研修プログラムがあります。
国際研究(短期留学プログラム)
リベラルアーツ学部独自の短期留学プログラムで、アメリカ、カナダ、マレーシアなどで約1か月(約2か月の場合もあります)をかけて語学研修とフィールドワークを一体的に行うものです。語学学校にも通います。語学学校には英語を母語としない世界の国々から多くの学生が研修に来ており、様々な国の人々と交流することができます。フィールドワークは学校の授業がない時を利用して実施します。
フィールドワーク
国際交流プログラム
社会調査実習
学部長よりリベラルアーツ学部へようこそ
「リベラルアーツ」とは聞きなれない言葉だと思いますが、古代ギリシァを発祥とする「自由7科」を源流に持った教育プログラムです。当時の人々には「専門分野」といった考え方はなく、「学ぶ」とは言葉や星、音楽、数学など多岐に渡る自分の身の周りの事柄について知識と理解を深めることにより、人間を束縛や思い込みから解放する、自由にすることを目的としたものでした。
現在多くの大学では、高校の時には取り組んだことのない「専門分野」(例えば「法学」「経済学」といった)ごとにカリキュラムを構成し、その分野に関する専門知識を持ったエキスパートを養成することに心を砕いています。しかし、多様性に富んだ現代の社会で、よりよく生きるために必要とされている知識やスキルは広範囲に渡っており、自身の「専門分野」を限定的に学んでいるだけでは、問題を解決するのに必ずしも十分ではないケースも多々あることでしょう。
リベラルアーツ学部では一つの「専門分野」に限ることなく、様々な領域をまず幅広く学び、一つの物事を様々な角度からとらえることを心がけていきます。そのことを通じて、大学における自身の学びの中心を、時間をかけて決定していきます。例えば心理学を学びたいと思えばまず実際に心理学を学んでみて、その上でそれを中心に学んでいくかどうかを決めることができる、という点は皆さんにとっても大きなメリットでしょう。また、英会話、日本語表現、コンピュータといった現代社会で欠かせないスキルを必修科目として、それらの習得にも力を入れています。
玉川学園の創立者小原國芳は「全人教育」を掲げ、知識やスキルの習得と同時に、学ぶことを通じて各自が人格的に高められていくことを教育の目的としました。一分野の「専門」に偏することなく、様々な角度から物事を客観的に公平にとらえ判断することのできる人間を養成することを目標としている本学部は、創立者の思いを今日の玉川学園において、最も具現化した学部であると自負しています。
現在、社会で求められているのは、幅広い視野と豊かな人間性、そしてコミュニケーション能力を備えた人材です。我々教員も、皆さんと共に学びあっていきたいと考えています。
キャンパスでお会いできることを、楽しみにしています。
リベラルアーツ学部長