Language
2023年3月31日
The English as a Lingua Franca in Japan Corpus(ELFJコーパス)は、ELFセンター専任教員らの科研費プロジェクトの成果として作成されました。プロジェクトチームメンバーは、ディモスキ・ブラゴヤ准教授(研究代表)と共同研究者である黒嶋智美准教授、祐乗坊由利ジョディー准教授、岡田トリシャ准教授、チャイクル・ラサミ准教授で、全員当センターに所属しています。
ELFJコーパスには、玉川大学の学生と8カ国の外国人にZoomにて自由に英語で会話をしてもらい、その模様を録音したデータが19件収録されています。収録されている各会話のトランスクリプトと音声データは、無料でアクセスすることができます(要登録)。各会話は約20分の長さで、コーパスには、全部で28,956語、6時間39分の音声データが含まれています。その他にも、対話情報、参加者情報、単語リストやngramに基づく語彙分析、複数のフィルターを用いて特定の単語項目を閲覧できる高度な検索機能などがコーパスには備わっています。また、コーパスに関するFAQ(よくある質問)のリストも利用者向けに提供されています。
2023年時点では、日本初のEnglish as a Lingua Francaによる自然会話コーパスであり、プロジェクトメンバーは、このコーパスが、日本人と外国人による言語的・文化的に豊かなELFの相互行為について関心を寄せてもらうきっかけとなり、国内外の研究者や教育者にとって役立つものになることを願っています。