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玉川大学教授陣が国際ワークショップに参加

2023年2月25日

2023年2月に早稲田大学で開催された第4回・第5回ELF SIG国際ワークショップにおいて、応用言語学とELF(English as a Lingua Franca)分野の著名な研究者たちがプレゼンテーションを行いました。

その中で、小田眞幸教授(玉川大学高等教育担当理事)は、応用言語学の発展における、玉川大学 Center for English as a Lingua Franca(ELFセンター)の影響について講演しました。小田教授は、CELFの創設者であり、現在、大学英語教育学会会長でもあります。小田教授は、英語は広く共有される言語資源であり、異なる言語文化的背景を持つユーザーによって形成されるものであるとの問題提起をしました。

玉川大学からは、鈴木彩子教授(CELF副センター長、文学部英語教育学科兼担)とポール・マクブライド教授(ELFセンター長)が参加し、ELFの概要およびELFセンターの教育実践について講演をしました。また、ELFセンターが2023年に玉川大学のELFプログラムを立ち上げてから10周年を迎えること、同時に新しい学習プログラムを導入することを紹介しました。

ブラゴヤ・ディモスキ准教授は、研究グループを代表して、コミュニケーション戦略の使用とその教育的意義についての科研費プロジェクトの成果について発表をしました。このプロジェクトでは、日本人の英語使用者が多様な言語的背景を持つ人々とコミュニケーションをとる様子を記録した「ELFJコーパス」を開発しており、国内外の研究者の関心を広く集めています。

今回の国際ワークショップは、玉川大学の英語教育に活かせる意見交換の場として有意義な機会となりました。