化粧坂(けわいざか)の切り通し
三方を山に囲まれ、一方が海の鎌倉の町にはいるためには七つあるうち、どこかの切り通しを通らなくてはなりません。化粧坂切り通しは藤沢方面から鎌倉に入る道にあり、新田義貞が鎌倉を攻めたときの激戦地の一つです。平和なときには多くの店が切り通し前後にあったそうで、中にはお化粧した若い女性もいたことからこの名前が付いたという説と、平家との戦いの時に、とった敵の武将の首をここで化粧したからという説があります。お店以外には関所があり、怪しい人間の出入りをチェックしていました。